蒔絵限定万年筆「 龍 」
龍は伝説の霊獣で、中国では皇帝のシンボルとして扱われてきました。 その啼き声によって雷雲や嵐を呼び、また竜巻となって天空に昇り自在に飛翔し、秋になると淵の中に潜み、春には天に昇るとも言われています。天に向かってゆく昇龍と、天から降りてくる降龍が縁起の良い絵柄として好まれます。龍は天に昇って宝珠を取ってくると言われることから、降龍は宝珠を持って描かれます。宝珠は、病を治したり、災いを避けたりすることができ、ありとあらゆる願いが叶う神聖な玉だと言われています。ペリカン蒔絵万年筆『龍』は研出蒔絵と高蒔絵を組合わせた研出高蒔絵の技法に、金、銀、螺鈿細工を駆使して降龍が鮮やかに描かれています。日本が誇る伝統芸術「蒔絵」とドイツ・ペリカン社のマイスタークラフトマンシップが見事に調和した作品です。