フルハルター*心温まるモノ

万年筆とフルハルターと私 (碧)

インク研究会レポート第2回目は,碧が担当させていただきます。まずは自 己紹介を兼ねまして万年筆とフルハルターとの出会いを述べます。

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 万年筆と初めて出会ったのは21年前である。当時,大学生だった私はアルバ イト先の部長から「記念品が余ったのでおまえにやるよ。大学生なんだから万 年筆ぐらい持っていてもいいだろう」と言われて貰った“Montblanc classic”が最初の万年筆である。
 
 それから,10年間は何にも気にせずMontblanc classicをボールペン,シャ ープペンといっしょに単なる道具として使い続けた。そんな折りMontblanc classicを無くしてしまった。最初は“どうせもらい物だから”と思い,気に もせずに生活していたのが,何となく手持ちぶたさで,ボールペンだけでは味 気ないことに気づいた。無くなって初めて知る存在感。仕方なく自分で買うこ とにした。
 
 私は万年筆の専門店を一軒しか知らなかったので,或る万年筆店を訪ねた。 今も変わらない個性的なご主人に勧められて,“Pelikan 400”を購入した (本当はMontblancを買いに行ったのだが.......)。
 
 それから1年,どうしてもMontblancが欲しくなったので,其の店を再訪。 “ガラスケースに見えるあの黒く光った万年筆を買うぞ!”と勢い込んだ。し かし,帰りの電車の中で膝の上に乗っていたのは“Pelikan 800”。またもや ご主人のお薦めのPelikanを購入してしまった。どうしてMontblancを欲しいと 言い出せないのか?それでもニコニコしながら帰っていった。
 
 そうこうしている内に,35歳になってしまい,40歳になる前にMontblancを 買うぞ!と心に誓い,三度目の正直と勢い込んで万年筆店を訪れた。万年筆店 のご主人と話すことおよそ2時間。ようやく手に入れた万年筆が“Montblanc 149”。当時はMontblancだったらなんでもよかったのだが,とにかくでかいペ ン先に惚れ込んでMontblanc 149に決めた。今ではこの万年筆が私にとって最 高の友となっている(ちなみにPelikanも大好きである)。
 
そして,40歳を過ぎ,昨年の早春,衝撃の出会い。雑誌『ラピタ』の万年筆 特集を見つけた。
 「なんだ万年筆専門店て,結構いっぱいあるんじゃないか」と思い,新たな 店へ行ってみることにした。そこで選んだ店が“フルハルター”。ご主人自ら ニコニコと迎えてくれた。今から思うと森山さんのこの笑顔がウイルス感染者 (万年筆愛好家のことを森山さんは“ウイルス感染者”と言う)への片道切符 だったとは知らずに.....。そしてまた,フルハルターというお店と森山さん との出会いがなかったら今の私の万年筆ライフがなかったであろう。
 
 そこで,またまた衝撃的な出会いが訪れる。現インク研究会のメンバーとの 邂逅である。インクと万年筆の話をはじめたら時間が止まってしまった。い や,異空間もしくは現実という枠組みの外側に落ち込んでしまったのだ。延々 と話は終わらなくなった。そう.......万年筆に取り憑かれたのである。

 さて,毎日毎日パソコンで仕事をしていると,その反動で万年筆が使いたく なる。ヌルヌル,カリカリ,ス~ラスラ。その中でもなぜか私は緑色が大好き なのです。そう!“Green”に取り憑かれているのです。パソコン反抗期か? ストレスか?癒しの色か?そこで最後に現在私の使っているGreenのインクをご紹介いたします。

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(註:Pilot Greenは現在市販されておりません)
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by fullhalter | 2004-03-19 12:04 | インク研究会