フルハルター*心温まるモノ

立ち上げにあたって

 本日、“フルハルターインク研究会”の第一回となります。
経緯については、私と万年筆『Memo 男の部屋』をお読みください。

 インク研究会には5人の強烈な万年筆ウイルス感染者の方が居られて、ウイルスの質は超優良(?)。「インク研究会」と命名されたのは、かの古山画伯ですが、インクは万年筆あってのモノであり、また紙あってのモノ、万年筆・紙・そしてインクは不離一体であり、切り離すことなど出来ない。互いがそれぞれの相性を持ち、また使い手がその相性の良さを決めるものであると私は思う。

 かの赤瀬川原平さんは、その著書「金属人類学入門」の―インクはフィルム―の項で、こんな表現をされている。ペン軸はカメラボディ、ペン先はレンズ、インクはフィルム、原稿用紙は印画紙であると。ご存知の方も多いと思いますが、赤瀬川原平さんはカメラウイルスに感染されている。それも強烈な。ご本人は「保菌者の誰々さんに移された。」と表現され、菌という言葉を使っておられるが、私はウイルスと表現している。カメラもだが、万年筆も道具として機能させるには紙とインクを切り離すことは出来ないだろう。

 従って、「インク研究会」と命名された会ですが、インクのみならず万年筆、そして紙について使い手としての立場から、折に触れこのページでそれぞれの方の思いを皆様に伝える場所であるという位置づけをして立ち上げました。なかなか万年筆に係わる話を出来る社会環境にない現在、それらの情報が欲しいと思っておられる方が多いことは、お客様と日々接して感じていた。おそらくこの会の5人の方の情報は多くの方を喜ばせ、満足させ、納得させるのではと思う。反面、疑問も出てくるかしれない。そんな時は私が仲介者なりますが、このページは、この会の5人の方が所有者です。たとえて言う と、私は大家で、5人は連盟で借りられた店子(たなこ)さん達。

 ここではインクを混ぜ合わせ使っておられる方も居られ、そんな情報も発信されるかも知れない。売り手ではなく、使い手としての立場からの情報発信の場所であり、「インク研究会」と命名はされたが、もっと広く万年筆や紙についても語ってくれる筈。私にとっても、楽しみな場所です。

(インクに関しては、どうかご自身の責任でお願いいたします。)
[PR]
by fullhalter | 2004-03-12 11:53 | インク研究会