長原さんと私(クロスポイントの研ぎ出し 4)
ニブポイントを研ぎ出してゆく上で最も大切なのが使う道具で、その為にオリジナル砥石を4種造ってもらった。
#600、#800、#2000、#4000と粒度は違うのだが、画像ではその違いが判らないので#600、私の大切な砥石をご覧ください。
次に市販のゴム砥石も使っていると申し上げたが、主に#600と#1000を使っている。
では、ゴム砥石の#1000をご覧ください。
なお、#600は色が違いピンク色である。
最後にフエルトローラーだが、これがもの凄くすぐれもので、ニブポイント研ぎ出しの仕上げになくてはならない。
では、そのフエルトローラーです。
これらの道具を使って仕上げた「クロスポイント森山流仕上げ」を原石と比べてご覧ください。
【 原石 】
【 仕上げ 】
【 原石 】
【 仕上げ 】
【 原石 】
【 仕上げ 】
【 原石 】
【 仕上げ 】
難しいとは思うが、何となくでもお判りいただけたなら嬉しい。
オリジナル砥石、ゴム砥石で研ぎ上げ、フエルトローラーで磨いた後に40年以上前に製造されなくなった「幻のぺーパー サブローヤギシタ」、トレーシングペーパー、模造紙の裏表で仕上げ、最後は15,000番のラッピングフィルムで終わる。
この作業は研ぎ上げ、磨きよりもはるかに時間がかかる。
これがフルハルターのニブポイントの調整の全てです。
来週も長原宣義さんです。