長原さんと私(クロスポイントの研ぎ出し 1)
「え~よ。研ぎんしゃい。」と言われて、丸玉のニブポイントを始めて研いだ喜びをお伝えした。
今回は更に嬉しいクロスポイントを研がせていただいた時の喜びについて書かせていただく。
これもペンクリニックのテーブルの上にあったのを見つけたのだが、残念どこだったかは憶えていない。
「あ、これクロスの未研磨じゃないですか?これも研いでみたいですね~。」
「え~よ。研ぎんしゃい。」
長原宣義さんはとてもお心の広い方で、研ぎ屋の私にとって唯一可能性を拡げてくださった方である。
原石から磨き上げるのと一緒で、メーカーの担当者であれば当たり前のことでも輸入元(商社)に在籍していた私には夢の世界。
さて、実際にクロスポイントを研いでみたが、これが丸玉と違ってどこまで研いで良いものか難しかった。
当時長原さんはペンクリニックの度に店を訪ねてくださったので、
「クロスポイントはどこまで研いでいいのか難しいですね。」と言う私に長原さんは、
「もっと研いでいいんじゃ。わしが研いでみるけぇ~みてみんしゃい。」
一度どこまで研いでいいのか教えていただいた後は完全に研げるようになった。
それではクロスポイントの原石とも言える未研磨のニブポイントをご覧ください。
次回はこのニブポイントをどう研ぎ上げてゆくかの工程をご覧いただくつもりです。