フルハルター*心温まるモノ

長原さんと私(極太未研磨からの研ぎ出し)

  長原宣義さんのペンクリニックには多くの売場まで出かけて行った。
思い出に残っている売場の一つが松戸の駅ビル(アトレ)でいつも長原さんのサポートをしている女性に、
「あんた、なに松戸まで追っかけてきたの?」と言われ、
「俺、我孫子だから通勤の途中だからさ。」と言ったことがある。

長原さんの前に座ってテーブルを見ると、まだ研ぎ出していない極太丸玉のペン先があった。
「あ~、これ研ぎてぇ~。」と思わず声にしてしまった。
モンブランの輸入元と言えば、海外から製品を輸入して販売する商社ゆえ、ペン先の原材料などある筈もなく、また原材料を出荷してくれるなどあり得ない。
メーカーは完全に製品化してのみ、出荷しているのだから、当たり前のこと。
予てより極太丸玉を研いでみたいと夢に描いていた私の目の前にそれがあるが故の、
「研いでみてぇ~。」だった。

「研ぎんしゃい。」と簡単に長原さん。
夢が叶った。
あの時のことは、一生忘れられない。
研ぎ出して長原さんに送り、しばらくして
「どうでしょうか?」と電話をしたところ、
「ようできちょる。じゃがち~と違うの~。手で研ぎゃんきゃ、こうは出来んのう。」と言われた。

長原さんと私の研ぎ出した形状が違うのは判っていた。
私の中の理想はモンブランであるし、長原さんのそれは長刀であって、どちらが良いということではない。
良いか悪いか、否、好きか嫌いかは使う人の好みである。

では、未研磨(極太丸玉)、長原宣義さんの研磨、森山の通常研磨、森山縦太研磨(長刀、フルハルターでは三角研ぎと表現いているものと反対に位置している)の四種をご覧ください。

左:未研磨  右:長原宣義さんの長刀研磨
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左:森山の通常 右: 森山の縦太
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次に、それぞれのポイントを多面的に、角度を変えたアップ
【 未研磨 】
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【 長原宣義さん 】
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【 森山の通常 】
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【 森山縦太 】
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最後に四種のポイントを並べて
左上: 森山縦太  右上: 森山通常
左下: 未研磨   右下: 長原宣義さん
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by fullhalter | 2015-04-17 09:14 | 長原宣義さんと私