古山ギャラリー Vol.4
2ケ月以上前だったろうか、古山画伯がいらしてくださった。
少し遠慮がちに微笑んだような顔で。
「なに?」
「これさ、ペン先調整して欲しいんだけど…」
「これ全部?」
「皆同じ方法で。」
それから2~3週間後、出来上がりの連絡をすると直ぐに取りに来てくれた。
そして、それから1~2週間後
「あれ、凄かった、凄くいい。」という電話をいただいた。
嬉しかった、研ぎ屋として。
料理人の味付けと一緒で、私が研いだ書き味という味付けが良いのか、悪いのか、食べた人の好みに合うのか、合わないのか。書いた人のそれらはその人の感覚のみで決まること。
少々大変だったが、古山画伯の好みに合ったことに安堵した。
しばらくしていらした時
「これ、あの時の万年筆だけで書いた。」と絵を置いていってくれた。
またテレたようにニヤッと笑うと、
「これ、またやってくれない?」と15本程の万年筆を置いてゆかれた。
7月31日に取りに見えた時
「この絵は『趣味の文具箱』に載った絵なんだ。」と言ってもう一枚の絵を置いていってくれた。
相変わらず金のない人間同士の心温まる物々交換関係が続いている。
今回は物々ではなく、技(技術)物交換だが。
それでは、二点の古山画伯作品をご覧ください。
まず、私が研いだ万年筆のみで書かれた作品です。


(この絵にはMORIYAMA Sanと書かれていた)
絵の大きさ: 380ミリ×460ミリ

次に、枻(えい)出版社の『趣味の文具箱 vol.13』に掲載された絵。
私が改造して使っているモンブランが表紙に載っていて、今でも私自身「それいいの?」と思っているvol.13である。




少し遠慮がちに微笑んだような顔で。
「なに?」
「これさ、ペン先調整して欲しいんだけど…」
「これ全部?」
「皆同じ方法で。」
それから2~3週間後、出来上がりの連絡をすると直ぐに取りに来てくれた。
そして、それから1~2週間後
「あれ、凄かった、凄くいい。」という電話をいただいた。
嬉しかった、研ぎ屋として。
料理人の味付けと一緒で、私が研いだ書き味という味付けが良いのか、悪いのか、食べた人の好みに合うのか、合わないのか。書いた人のそれらはその人の感覚のみで決まること。
少々大変だったが、古山画伯の好みに合ったことに安堵した。
しばらくしていらした時
「これ、あの時の万年筆だけで書いた。」と絵を置いていってくれた。
またテレたようにニヤッと笑うと、
「これ、またやってくれない?」と15本程の万年筆を置いてゆかれた。
7月31日に取りに見えた時
「この絵は『趣味の文具箱』に載った絵なんだ。」と言ってもう一枚の絵を置いていってくれた。
相変わらず金のない人間同士の心温まる物々交換関係が続いている。
今回は物々ではなく、技(技術)物交換だが。
それでは、二点の古山画伯作品をご覧ください。
まず、私が研いだ万年筆のみで書かれた作品です。


(この絵にはMORIYAMA Sanと書かれていた)
絵の大きさ: 380ミリ×460ミリ

次に、枻(えい)出版社の『趣味の文具箱 vol.13』に掲載された絵。
私が改造して使っているモンブランが表紙に載っていて、今でも私自身「それいいの?」と思っているvol.13である。




by fullhalter
| 2010-08-06 11:47
| 古山作品