「Fugeeのしごと 16点の鞄展」4
誰がどんなところで、どんな人たちとワインを飲む為に依頼したのだろうか。
私には想像がつかない。
粋な人、モノ好きな人、いろいろ考えても想像力の乏しい私にはその場面が浮かばない。
一方、造り手の藤井さんは大いに頭を悩ましたに違いない。
ボルドーでもブルゴーニュでも、またワイングラスも含めて如何に持ち運びで安定を確保するか。
悩み、苦しみ、知恵、知識を総動員して出来上がった作品に違いない。
悩み、苦しみが大きければ大きい程、それを成し遂げた時の喜びはそれに正比例して大きくなる。
それが職人の、否、全ての仕事について言える真理。
常に藤井さんはその大きな喜びを得ているし、その為に仕事をされている方である。
もう一方の薄いグリーンというよりは鶯色のシュリンク カーフは藤井作品としてはとてもちっちゃな、可愛い円筒形のバッグ。
この中には何を入れて連れ歩いているのか。
女性のバッグの中身については全く判らない私にとっては、これも想像がつかない。
このバッグだったら、中に一杯詰め込まずに、少しゆったりとした状態で使えば合うのでは、とも思うのだが。
では、ワイン用鞄から





次に、鶯色のちっちゃな可愛いバッグ


