MONT BLANC ヘミングウェイ
既にご覧いただいた通り、「パトロンシリーズ」として『ロレンツォ・デ・メディチ』に続き、その年末に「作家シリーズ」の第一回、『ヘミングウェイ』が発売された。
このモデルは、現在のマイスターの原形130番台の139の形状であった。
違いは、胴軸がコーラル その他が濃茶。
更に、クリップまで全て梨地仕上げだったこと。
ペン先は、No.149と同じ形状だった。
が、当時のNo.149のペン先は、内側が全てロジウムコーティングされていたが、ヘミングウェイのそれは金色、ロジウムコーティング、金色の3トーンで、昔のNo.149と同じ仕上げをしていた。
ただ現在のNo.149は、ヘミングウェイ、そして昔のNo.149と同じ仕上げであることはご存知の方も多い筈である。
当時サービスステーションを訪ねてくださった方の中には
「ロレンツオは高すぎて手が出なかったけど、このヘミングウェイなら何とか手が届いたので、やっとの思いで買ったよ。」という方も少なくなかった、と記憶している。
では、1992年「作家シリーズ」第一回、『ヘミングウェイ』をご覧ください。