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フルハルター*心温まるモノ

象牙

私がまだ母のお腹に居た時、両親、兄、姉は千葉県の船橋に住んでいた。
私の母は明治の生まれだったので、姉妹、兄弟がとても多かった。
1945年(昭和20年)3月の東京大空襲の前、母の下から2番目の妹が母の実家の札幌へ疎開するようにと、迎えに来てくれた。
父、母、兄、姉とともに母の実家のお世話になり、そこで私は生まれた。
もし、叔母が迎えに来てくれなかったら、私の家族は生きていられただろうか。
母の腹の中に居た私が言うのもとも思うのだが、叔母は「命の恩人」と、今でも思っている。
父の転勤で1951年に東京に移り住んでからも、その叔母にはとてもお世話になった。
多くのおじ、おばの中で、私達姉弟にとって最も近しい人で、母、姉とでも言うべき存在である。

その叔母のつれあいが骨董を扱う人だった。
剣刃・焼き物(瀬戸物)・貴金属等々何でも。
もの好きの私にとって、宝の山であった。
その義理の叔父も亡くなって久しく、「宝の山」たちも殆ど無くなってしまった。
つい先日、叔母から「象牙が1本あるんだけど譲りたい」との電話があった。

30年前か40年前か定かではないが、叔母の家で見たもので、七福神が彫られたものに違いない。
この世に存在する天然の素材として、私が最も好きなものなので二つ返事で譲ってもらった。
このまま置物として飾る場所もないが、切り刻んで何かを造ることも出来る。
じっくり、ゆっくり楽しもうと思っている。
取りあえず、七福神を彫った1本の象牙をご覧ください。

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by fullhalter | 2009-09-18 14:03 | 私の好きなもの