バーレイとライン
先週の第三回で、ダンヒルのスターリングシルバーはバーレイ模様の方がライン模様より好きだが、モンブランで造られたソリテールシリーズのそれでは逆転したことを申し上げた。
金属、特に貴金属に対しての「彫り」については、好みが微妙である。
筆記具の中で(私が持っているものの中で)、私が最も好きな「彫り」は。カルティエである。
また手彫り「彫金」の職人業で表現していただいたものの中には、万年筆・ライター・バックルがあり、既に多くをこのHPでご覧いただいた。
1970年代(?)に造られたダンヒル銀無垢製品の時は、ライン模様よりもバーレイ模様の方がはるかに好きだった。
モンブラン創業75周年記念で、スターリングシルバーNo.1446(万年筆) No.1646(ボールペン)がバーレイ模様で造られた。
これを見た時に、ダンヒルのバーレイ模様とは何故か違うことを感じた。
何が違うのかはっきり判らなかったが、その微妙な違いは私にとって、結構決定的であった。
「ダンヒルがいい。」
その後、モンブランソリテールとしてライン模様が造られたのだが、これもダンヒルとは微妙な違いなのだが、逆転してモンブラン。
つまり、ダンヒルではバーレイ模様が好きで、モンブランではライン模様。
今日はそのことをお伝えしたい。
画像でその違いが判るか、不安だが。
では、まずモンブランの二種
< バーレイ模様の万年筆No.1446 >

< ライン模様の万年筆No.1448 >

< ダンヒルQIS121 QIS!122と上記の二種を並べて >

次はこれで判っていただければと願って
< バーレイ模様…上がダンヒル、下がモンブラン >
< ライン模様…右がダンヒル、左がモンブラン >
