Dunhill QIS 121
私はDunhillよりもS.T.Dupont のライターが好きだ。
好きな理由など言葉で表現することは、不可能。
「好きだから、好きなんだよ。」
人の好みなど、そんなもの。
「何故」を敢えて言えば、デュポンの製品にはその素材、造りあげてゆく上で、造りし人々の思いが込められていると、私が感じるからである。
一方、今週からご覧いただく筆記具、特に万年筆はどうだろうか。
その素材や造り方を含めた「容姿」は、デュポンが好き。
書き味、書き心地は、ダンヒルである。
今週の 『QIS 121』のペン先は、Mont Blanc製である。
この時代のモンブランのペン先は、ある意味 研ぎ屋の私のバイブルとも言える。
私は、1977年モンブランの日本総代理店に入社した。
1960年代に造られたMont Blanc Nr.14を一生の思い出の道具として1965年に買い求めた。
Mポイントだが、私には余りいい書き味とは思えないペン先だった。
1977年に入社後、スペアパーツ用として多種、多数の在庫されていたペン先を書いてみた。
「何故こんなにも書きやすいのか?」と感じることが多く、判らないなりにも「書き味」とその「形状」を折に触れては比較した。
そんな毎日を過ごしている内に、本体そのもののバランスは決して良いとは言えないと思う「ノブレス」のペン先がニブポイントの形状が安定していて美しく、書き心地がいいことを発見した。
「これだ!」
その時、私にとって、初めてこんな形状のニブポイントが書きやすいことが判った。
つまり、それ以降の研ぎ屋の私のバイブルとなった。
ダンヒル QIS 121のペン先は、そのMont Blanc ノブレスと全く同じ。
私のバイブルとなったペン先が付いているのである。
しかも軸はスターリングシルバー。
この組み合わせで、好きにならない訳がない。
ダンヒルの万年筆で、最も有名で高価な垂涎の的は、『ダンヒル ナミキ』であろう。
パイロットの旧社名「並木製作所」時代にダンヒルに選ばれ、依頼されて造られたダンヒルナミキ。
垂涎の的になるのは必然。
一方、これからご覧いただく万年筆 『QIS 121』は、ボディはドイツの銀製品製作会社で、ペン先、ペン芯、つまり、万年筆の命の部分は、Mont Blancで、Dunhillの万年筆としては私が最も好きなモデルである。
では、Dunhill 『QIS 121』をご覧ください。
モンブラン輸入元時代にお客様への手紙、
そして、フルハルターになってからは
あるものに一年に一回だけ使っているものと並べてみたので、ご覧ください。
【 製造年代 】
Mont Blancの様なデータが無いので判らないが、1970年代であろうと思う。
【 仕様 】
素材: 純度925のスターリングシルバー バーレイ模様
ペン先: 14金
太さ: キャップ…10.8mm 胴軸 …9.7mm
長さ: 収納時 …132mm 筆記時…152mm
重さ: 31g
当時(1970年代~1980年代初め)の THE PENによれば
価格は、52,500円~60,000円
ちなみに、その当時モンブラン149は、25,000円~45,000円まで年々価格改定されている。
Dupont 同様 いずれも149より高い。
好きな理由など言葉で表現することは、不可能。
「好きだから、好きなんだよ。」
人の好みなど、そんなもの。
「何故」を敢えて言えば、デュポンの製品にはその素材、造りあげてゆく上で、造りし人々の思いが込められていると、私が感じるからである。
一方、今週からご覧いただく筆記具、特に万年筆はどうだろうか。
その素材や造り方を含めた「容姿」は、デュポンが好き。
書き味、書き心地は、ダンヒルである。
今週の 『QIS 121』のペン先は、Mont Blanc製である。
この時代のモンブランのペン先は、ある意味 研ぎ屋の私のバイブルとも言える。
私は、1977年モンブランの日本総代理店に入社した。
1960年代に造られたMont Blanc Nr.14を一生の思い出の道具として1965年に買い求めた。
Mポイントだが、私には余りいい書き味とは思えないペン先だった。
1977年に入社後、スペアパーツ用として多種、多数の在庫されていたペン先を書いてみた。
「何故こんなにも書きやすいのか?」と感じることが多く、判らないなりにも「書き味」とその「形状」を折に触れては比較した。
そんな毎日を過ごしている内に、本体そのもののバランスは決して良いとは言えないと思う「ノブレス」のペン先がニブポイントの形状が安定していて美しく、書き心地がいいことを発見した。
「これだ!」
その時、私にとって、初めてこんな形状のニブポイントが書きやすいことが判った。
つまり、それ以降の研ぎ屋の私のバイブルとなった。
ダンヒル QIS 121のペン先は、そのMont Blanc ノブレスと全く同じ。
私のバイブルとなったペン先が付いているのである。
しかも軸はスターリングシルバー。
この組み合わせで、好きにならない訳がない。
ダンヒルの万年筆で、最も有名で高価な垂涎の的は、『ダンヒル ナミキ』であろう。
パイロットの旧社名「並木製作所」時代にダンヒルに選ばれ、依頼されて造られたダンヒルナミキ。
垂涎の的になるのは必然。
一方、これからご覧いただく万年筆 『QIS 121』は、ボディはドイツの銀製品製作会社で、ペン先、ペン芯、つまり、万年筆の命の部分は、Mont Blancで、Dunhillの万年筆としては私が最も好きなモデルである。
では、Dunhill 『QIS 121』をご覧ください。
モンブラン輸入元時代にお客様への手紙、
そして、フルハルターになってからは
あるものに一年に一回だけ使っているものと並べてみたので、ご覧ください。
【 製造年代 】
Mont Blancの様なデータが無いので判らないが、1970年代であろうと思う。
【 仕様 】
素材: 純度925のスターリングシルバー バーレイ模様
ペン先: 14金
太さ: キャップ…10.8mm 胴軸 …9.7mm
長さ: 収納時 …132mm 筆記時…152mm
重さ: 31g
当時(1970年代~1980年代初め)の THE PENによれば
価格は、52,500円~60,000円
ちなみに、その当時モンブラン149は、25,000円~45,000円まで年々価格改定されている。
Dupont 同様 いずれも149より高い。
by fullhalter
| 2009-06-19 09:43
| 愛しきものたち(筆記具)