ペリカン社限定品加賀研出高蒔絵「連獅子」
「肉合」という技法の蒔絵。
昨年7月18日にご覧いただいた彫金ライターも「肉合」。
肉彫りと彫金師の方は言っていた。
日本古来の手仕事「蒔絵」、「彫金」ともに最高の技法が「肉合」。
「ししあい」…何ともいい響きである。
ペリカンの蒔絵万年筆は山崎夢舟さんが絵付けをしてきた。
今回はあの夢舟さんの師匠である中村省三さんが絵付けをされた。
私はまだお会いしたことはないが、夢舟さんの話によると、人間的にとても大きい人のようである。
ペリカン蒔絵万年筆は
第一回 『草木兎虫文四季揃』…桜花春蝶・朝顔夏蛍・紅葉秋虫・雪輪冬兎
第二回 『源氏物語』…光源氏・葵の上
第三回 『六瓢 宝尽し』
第四回 『龍と鳳凰』
第五回 『敦煌天女』…この作品の作者は石蔵慎博さん
第六回 『唐獅子』…これは珍しくフルハルターで販売した唯一の作品で、私も好きである。
今回が第七回で、中村省三さんの『連獅子』。
他には、『旭光 月光』、沈金『桜舞 紅葉』がある。……(2009-01-16)
夢舟さんと電話で話した。
「今回の『連獅子』は、どうなんですか?」
「いや~、大変なんですよ。」
どんな意味で大変なのか素人の私には判らないが、技術的にはとても難しい「肉合」なのかも知れない。
1月20日、撮影の為にペリカン社から『連獅子』が送られてきたので、早速デジカメで撮った。
では、画像をご覧ください。……(2009-01-23)