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フルハルター*心温まるモノ

彫金万年筆 菜の花と蝶

大好きなスターリングシルバーの万年筆、ライター、バックルに手彫りの彫金を施したモノをいろいろとご覧いただいてきた。
その彫金をなさっている方は、私よりも少し年上で2代目。
初めてお目にかかり、万年筆に彫金をしていただいたのが、確か2000年。
もう8年のお付き合いになる。
また大好きな蒔絵の山崎夢舟さんとのお付き合いは、更に3年程前なので、10年を超えたお付き合いになる。
個人でなさっている、「伝統的な手仕事」はいい。
私には、とても魅力的である。

彫金師の方の彫りは、スターリングシルバーの万年筆に「龍」、「唐草」の2点からはじまった。
その後、「山水」、「クレマチス」、「蛇」、「鳳凰」等々。
またライターには、メキシココインの図柄。

かねてから、自分が絵を描ければ本当のオリジナルが出来るのにと、悔しい思いを持ち続けていた。
ある時、フッと思いついた。
美大で日本画を学び、とても穏やかな優しい絵を描く人がいる。
親しき友人の、ケーズファクトリー 平出さん。
平出さんの絵を彫金で残せれば、こんなに嬉しいことはない。
図々しいとは思いつつも、
「平出さん、この万年筆達彫金師の方に彫ってもらったものなんですけど、是非平出さんの絵を彫りたいと思っているんですよ。描いてくれませんか?決して急ぎませんけど…。」
「いいですよ。」と快くお引き受けくださった。
それがこの絵、「菜の花と蝶」 彫金の為の絵である。

彫金万年筆 菜の花と蝶_e0200879_145385.gif


この絵と万年筆を持ち込んで、彫金師の方に彫りをお願いした。
円筒状の万年筆に、この絵を忠実に描くのにはご苦労されたと思うが、出来上がったのでご覧になってみてください。
ただ、メーカーの製品に勝手に彫金してしまったものゆえ、全体をご覧いただくことが出来ない。
部分、部分だけのアップになるので、全体像を想像してみてください。
では、平出孝さんの絵を手彫りの彫金で再現した「菜の花と蝶」、ご覧ください。

彫金万年筆 菜の花と蝶_e0200879_1453075.jpg


<菜の花の蜜を吸う蝶>
彫金万年筆 菜の花と蝶_e0200879_149182.jpg


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彫金万年筆 菜の花と蝶_e0200879_1461260.jpg


<平出さんのイニシャル>
彫金万年筆 菜の花と蝶_e0200879_1464043.jpg

by fullhalter | 2008-11-21 14:03 | 愛しきものたち(筆記具)