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フルハルター*心温まるモノ

ペリカンNo.500

「古きよき時代」と呼ばれる時代がある。万年筆では1930年代、50年代、60年代がその時代だろう。 モンブランでもペリカンでも、この時期に作られたモノには心惹かれるモノが多い。

この時代のモノに比べ、最近のモノが琴線に触れることが少ないのは「人の頭、心、手でモノを造り上げる」ことが、少しずつ許されなくなってしまった時の流れの問題だと思う。
ペリカン製品では、3本の「NO.101N」、そして、「400NN マザー・オブ・パール」を既にご覧いただいた。

「ペリカンは緑縞」が世の中のイメージだろう。
だが、私にとっては「ペリカンは茶縞」が、絶対である。
しかし400すら、茶縞は無くなってしまった。
その訳はただ単純に「売れないから」である。
1930年代の101N、戦後の400、400N、400NN。
日本以外では、400と呼ばれていた500、日本だけで販売されていた400。
丸善オリジナル600、そして以前スペイン(?)からの要望で造られた800(知人がこの800茶縞を手に入れた)。

それら全ての茶縞を私は好きである。
フルハルターカラーは緑であるが、ペリカンは絶対に茶縞だろう。
「この緑縞、いいでしょう。」と言われることも、よくある。
「いいですね。」とは言うが、私にとっては、ペリカン=茶縞である。

400NN マザー・オブ・パールもそうなのだが、4年前の昨日、知人から譲っていただいた500を本日はご覧いただきたい。
茶縞のボディに濃茶の首軸。
そして、この当時はモンブランでも、パーカーでも、シェーファーでも造っていた金張りキャップに尻軸。
メッキと違って、優しさ、やわらかさを感じるのは、私だけではない筈である。
では、ペリカン500 画像をご覧ください。

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by fullhalter | 2007-08-03 12:46 | マイコレクション