『万年筆の達人』束見本
全て古山さんの足で、耳で、目で確認し、更にそれぞれの職人の万年筆達を自らの手で書いて、深く深く係わりあってはじめて書けた本である。
2~3ヶ月前だったように思う。
枻(えい)出版社 清水編集長と電話で話していた時、
「森山さん、まだ束見本あるんですけど、要ります?」
「欲しい、欲しい。」
それからしばらく経ち、あの束見本どうしたのだろうと思い始めた12月の末に、年末の挨拶と言われ、井浦副編集長が訪ねてくださった。
「これ、清水がお約束した束見本と、その当時候補に挙がった表紙達です。」
と言って渡された。
では、束見本からご覧いただこう。
2冊の束見本、ど~しようか。
また古山さんに絵を描いていただく物々交換の万年筆もないし。
このまま置いておくのもつまらない。芸がない。
手帳も使う生活をしたことのない私。
本も読まない私。
まして、日記など小学校時代の宿題意外書いたことがない私である。
ただ、この束見本を見て、日記帳に出来れば最も似合っていると思う。
更に、ワイルドスワンズのカバーでも付けられたら…今私が思う最も最良の使いみち。
でも、日記なんか書く訳ね~よな。俺。
ゆっくり、じっくり使いみちを考えることにする。
次にお蔵入りした表紙をご覧ください。
まず、実際に出版された表紙から。