『銀製ライター』4
「大バカ者」として、道楽として造ったライターにオーダーがあった。
その方は、ペリカンM1000の3Bをお求めになった方で、マルガリータ、シャルロッテの使い手でもある。
銀製品の良さを熟知し、大好きなのだろう。
ある時、
「HPの銀のライター見られますか?」と連絡が入った。
「ええ、ありますよ。」
「今日、これから行きます。」と言って来られた。
厚さ 1.8mm ゴザ目のライターを持つなり、
「この重さ、いいですね~。」
「でしょう。僕もこの重さがたまらないんですよ。」
「このジッポー、記念のライターなんですよ。」
と見せてくれたのが、ジッポー 銀無垢 槌目の使い込んだライターだった。
「出来れば、この記念のライターが槌目なので、ゴザ目じゃなくて槌目で、サイズもこれと同じ大きいサイズがいいんですけど。」
「じゃ~聞いてみますね。」と言って出来たのが、これからご覧いただくライターである。
これまでも店で1.8mmの厚さのジッポーを持たれた方は、
「いいなぁ~でも反則だよ。ジッポーの銀無垢 これまでもいろいろ見てきたけど、厚さは0.5mmか、0.6mmだよ。。1mmでも厚いと思ったのに、1.8mm。やっぱり反則としかいいようがないね。」などなど。
好きだと言われる方は、多かったが、はじめてのご注文。
私にとって、記念すべき「はじめの一個」である。
ゴザ目も槌目も、この会社は手打ちである。
では、画像でご覧いただこう。
次に、ゴザ目との比較を。
最後に仕様を。(単位: ミリ、グラム)
◆ 今回の槌目: 41×57×15.5 135g
◆ 1.8mmのゴザ目: 33.5×57×13.5 113g
以前ご覧いただいたそれぞれの重さ
◆ 1.0mmのゴザ目: 64g
◆ 1.5mmのゴザ目: 95g
◆ メキシココインの彫金: 93g
このライター必ず大切にされ、幸せな生涯を送る筈である。
いつ、命が尽きるのだろう。
何せ、1.8mmなどはじめての経験。
私にも判らない。
今回注文されたこの方と二人だけであろう。
一緒に育んでゆきたい。
by fullhalter
| 2007-01-19 19:20
| 愛しきものたち