乾漆香合 『石の上にも・・・』
何せ、塗っては乾かし、研ぐ。
塗って、蒔いて、乾かし、研ぐ。
その繰り返しである。
そんな作品を、毎週紹介出来る筈がない。
時間のかかる、手を抜くことが出来ない仕事である。
どんどん造ってしまう作者なら、このサイトで紹介する筈もない。
では、久し振りの「夢舟の作品達」
乾漆香合「石の上にも・・・」をご覧ください。
【 作者の言葉 】
岩の部分は乾漆づくりで、カエルは木彫りし、下地、上塗りを重ね蒔絵をし、仕上げたものです。
この蛙は、自分にみたてて、石の上にも三年という言葉があるように、今まさに飛び立とうとしている所を表現したものです。