草木兎虫文四季揃 『桜花春蝶』
今回から9回は、私自身で撮影した画像をご覧いただく。
その第一回は、<草木兎虫文四季揃>の内の春『桜花春蝶』である。
【 作者の言葉 】
ペリカン社からの初めての作品となった四季揃いは、
『セット売りを考えていること、できれば4本セットで、』
と、お話しを伺いながら私は四季が頭に浮かび、あっという間にアイデアが生まれた珍しいパターンでした。
1本1本のサンプル作りは図案を考えながらの楽しい作業でした。
この後・・80本という数の万年筆に私は大いに泣かされました。
春は桜形の切り金を貼り、金の荒粉を蒔き、研ぎ出した上に蝶を高蒔絵で描いたものです。