30番台の万年筆達
14金無垢の万年筆No.94から始まった「1960年代製造モンブラン二桁シリーズ」 マイコレクションも今回最終回の30番台の万年筆達である。
30番台の万年筆を紹介する前に、もう一度説明をしよう。
二桁シリーズには、
● 90番台の14金・18金総無垢・80番台の総金張り・70番台のキャップのみ金張り、そしてキャップボディ樹脂モデル。
● 10番台は、キャップリング山型 ペン先18金。
● 20番台は、キャップリング二重 ペン先14金。
● 今回の30番台は、キャップリング一重 ペン先14金。
上一桁はこれでお判りいただけたであろうか。
_____________________________
次に、下一桁の説明をする。
● [2]は、小さな万年筆。
今回の30番台の万年筆で言うと、デザインは全く一緒で[34]が大きいサイズで、[32]が小さいサイズである。
● [4] 上で説明した通り、大きい万年筆。
● [5] 0.92mmメカニズムのシャープペンシル。
● [6] 1.18mmメカニズムのペンシルで、[5]と全く同じサイズ。
● [7] レバーにギザが付き、そのレバーは円形のボールペン。
● [8] レバーが四角く、ギザがないボールペン。
● [9] ダブルノックのボールペン。
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それでは、今回の30番台の万年筆を紹介しよう。
30番台の万年筆はレパートリーが他に比べて多かった。
34・32は、既にお判りだと思う。
他に、
● 31…メッキペン先
● 32S…クロームメッキのキャップ
● 032…ペン先が大きく、No.22と同じようなサイズ
● 031…032のサイズのメッキのペン先
● 32P…カートリッジ式
● 32D…腰の硬いペン先で、カーボン紙にも使えると、言われている。
● 32ST…柔らかいペン先で、速記用と言われている。
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画像をご覧いただき、説明をして、更に、ご理解いただくことにする。
*上からNo,34・032・32・32Dである。
外観上は、No.34以外一緒である。

*上からNo.032・32・32D。
キャップを外すと、ペン先・首軸の違いが現れる。

*更にお判りいただく為に、ペン先・首軸部分のアップ。
左から、No.032・32・32D

No.32には70年代への移行期にカートリッジ式のNo.32Pと、No.22にもNo.22Pが造られていた。
では、No.32Pと、No.32の違いを画像でご覧いただくが、キャップは全く同じだが、胴軸が違うので、胴軸のみご覧いただく。
*上→ No.32 下→ No.32P
No.32Pの方は、尻軸がないのと、長いのがお判りのことと思う。

* 左→ No.32P 右→ No.32で尻軸が違う。

次に、No.32・No.032・No.32Dのペン先である。
* 始めに、No.32


* 次に、No.032
このNo.032は、No.22とほぼ同じサイズなのだが、窪みの中に“3”の刻印がある。


*最後に、No.32D


最後はあまり知られていないNo.32Dである。(No.32STは持っていないので、紹介することが出来ない。)



私はこのNo.32Dを2本持っているのだが、首軸の素材の違いの為か、色合いが違う。
左側は透明感がある。 *首軸をペン先側から見ると

これで私の大好きな1960年代製造モンブラン二桁シリーズが終わった。
30番台の製品は金属部分(クリップ・キャップリング)がメッキである。
他の20番台までの張りと違って、この当時のメッキは耐久性に乏しい。
長い時間をかけて二桁シリーズを紹介してきたが、
「お~よく判った。」「次は何なのか、楽しみだ。」などと思っていただけた方が居られたら嬉しいのだが。
仕様については、No.24・No.22とほぼ同じなので、それらを参照していただきたい。
【 製造年代と最終販売価格 】
No.32 1960~1969年 75年2月 6,000円
No.34 1960~1969年 71年11月 5,500円
No.31 1960~1969年 71年11月 4,000円
No.32D 1962~1969年 不明
No.032 1967~1969年 75年2月 7,000円
No.32P 1967~1969年 75年2月 5,000円
次週からしばらくの間は、万年筆でなく、モンブランの多色ボールペン・ペンシルを紹介してゆくつもりである。
これらは、販売本数も少なく、ご存知の方が殆ど居られないのではないかと思っている。
是非、楽しみにしていて欲しい。
30番台の万年筆を紹介する前に、もう一度説明をしよう。
二桁シリーズには、
● 90番台の14金・18金総無垢・80番台の総金張り・70番台のキャップのみ金張り、そしてキャップボディ樹脂モデル。
● 10番台は、キャップリング山型 ペン先18金。
● 20番台は、キャップリング二重 ペン先14金。
● 今回の30番台は、キャップリング一重 ペン先14金。
上一桁はこれでお判りいただけたであろうか。
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次に、下一桁の説明をする。
● [2]は、小さな万年筆。
今回の30番台の万年筆で言うと、デザインは全く一緒で[34]が大きいサイズで、[32]が小さいサイズである。
● [4] 上で説明した通り、大きい万年筆。
● [5] 0.92mmメカニズムのシャープペンシル。
● [6] 1.18mmメカニズムのペンシルで、[5]と全く同じサイズ。
● [7] レバーにギザが付き、そのレバーは円形のボールペン。
● [8] レバーが四角く、ギザがないボールペン。
● [9] ダブルノックのボールペン。
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それでは、今回の30番台の万年筆を紹介しよう。
30番台の万年筆はレパートリーが他に比べて多かった。
34・32は、既にお判りだと思う。
他に、
● 31…メッキペン先
● 32S…クロームメッキのキャップ
● 032…ペン先が大きく、No.22と同じようなサイズ
● 031…032のサイズのメッキのペン先
● 32P…カートリッジ式
● 32D…腰の硬いペン先で、カーボン紙にも使えると、言われている。
● 32ST…柔らかいペン先で、速記用と言われている。
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画像をご覧いただき、説明をして、更に、ご理解いただくことにする。
外観上は、No.34以外一緒である。

キャップを外すと、ペン先・首軸の違いが現れる。

左から、No.032・32・32D

No.32には70年代への移行期にカートリッジ式のNo.32Pと、No.22にもNo.22Pが造られていた。
では、No.32Pと、No.32の違いを画像でご覧いただくが、キャップは全く同じだが、胴軸が違うので、胴軸のみご覧いただく。
No.32Pの方は、尻軸がないのと、長いのがお判りのことと思う。


次に、No.32・No.032・No.32Dのペン先である。


このNo.032は、No.22とほぼ同じサイズなのだが、窪みの中に“3”の刻印がある。




最後はあまり知られていないNo.32Dである。(No.32STは持っていないので、紹介することが出来ない。)



私はこのNo.32Dを2本持っているのだが、首軸の素材の違いの為か、色合いが違う。

これで私の大好きな1960年代製造モンブラン二桁シリーズが終わった。
30番台の製品は金属部分(クリップ・キャップリング)がメッキである。
他の20番台までの張りと違って、この当時のメッキは耐久性に乏しい。
長い時間をかけて二桁シリーズを紹介してきたが、
「お~よく判った。」「次は何なのか、楽しみだ。」などと思っていただけた方が居られたら嬉しいのだが。
仕様については、No.24・No.22とほぼ同じなので、それらを参照していただきたい。
【 製造年代と最終販売価格 】
No.32 1960~1969年 75年2月 6,000円
No.34 1960~1969年 71年11月 5,500円
No.31 1960~1969年 71年11月 4,000円
No.32D 1962~1969年 不明
No.032 1967~1969年 75年2月 7,000円
No.32P 1967~1969年 75年2月 5,000円
次週からしばらくの間は、万年筆でなく、モンブランの多色ボールペン・ペンシルを紹介してゆくつもりである。
これらは、販売本数も少なく、ご存知の方が殆ど居られないのではないかと思っている。
是非、楽しみにしていて欲しい。
by fullhalter
| 2005-06-24 09:07
| マイコレクション