大棗 鳳凰蒔絵
『大棗 鳳凰蒔絵』は平成2年の作品である。
この時期は夢舟さんご自身蒔絵師として作品を造り続けられるか否か、不安と期待が交じり合った時だったと思う。
ご自身の最も初期作品と言っていいらしい。
この鳳凰とともに、鼓、山水の棗(なつめ)も同時に製作されたのだが、今は鳳凰しか残っていないと言う。
ある意味夢舟さんにとって親方から旅立つ卒業作品でもある記念の思ひ出に残る作品がこれからご覧いただく『大棗 鳳凰蒔絵』である。では、画像を。
* 尚、大きさは直径: 7.5cm 高さ: 8cm
この時期は夢舟さんご自身蒔絵師として作品を造り続けられるか否か、不安と期待が交じり合った時だったと思う。
ご自身の最も初期作品と言っていいらしい。
この鳳凰とともに、鼓、山水の棗(なつめ)も同時に製作されたのだが、今は鳳凰しか残っていないと言う。
ある意味夢舟さんにとって親方から旅立つ卒業作品でもある記念の思ひ出に残る作品がこれからご覧いただく『大棗 鳳凰蒔絵』である。では、画像を。
【 作者の言葉 】
鳳凰の平成2年から鮎の平成10年までの間の作品は残っておらず、 この間は職人としてひたすら依頼された品物を描いていました。 自分の思いと違う作品作りに疑問や、不信感、自己嫌悪が 日増にふくらんで行きやっぱりこのままでは...と思っていた ことを改めて思い出しました。
大棗(おおなつめ)鳳凰だけはどうしても手放せず箱入り娘になりました。
by fullhalter
| 2005-03-04 07:35
| 夢舟の作品達