宝 尽 し
その中のひとつに『漆・蒔絵』があった。
今から20年位前だったろうか。
当時のモンブラン日本総代理店ダイヤ産業の社長が知人の紹介でNO.149に、京都の蒔絵師の蒔絵を施した。ダンヒル ナミキは知っていたが、余りにも遠い世界。149の蒔絵を見た時に、
「いやー蒔絵はやっぱりいい。」と改めて実感させられた。
それ以来、蒔絵を描いてもらいたいという思いがあった。
もう10年近く前になると思うが、年配のお客様から名刺をいただいたら、加賀の漆器業の方だった。その方に、
「万年筆に蒔絵をしてくれる方をご存知ないですか?」と尋ねた。
それから2~3年経って絵付けをしてくれたのが、山崎夢舟さんだった。
今でも加賀の漆器業の方とお付き合いさせていただいているし、夢舟さんとも1年に1~2回お会いしている。
いい仕事をされていると、私は思う。
そこで夢舟さんと相談して、今年からこのサイトで”夢舟の作品達”を常設し、皆様に夢舟さんの作品をご覧いただくことにした。第一回の今回は私が始めて絵付けしていただいた『宝尽し』をご紹介します。
残念ながら、メーカー品の万年筆の為に全体をお見せすることが出来ない。また販売も出来ないが、それぞれの部分のアップをご覧いただきたい。