革小物vol.2
ケイズ ファクトリーのワイルド スワンズは、フルハルター開業より半年近く遅く1994年4月からで、フルハルターと同じ11年目である。。鴻野さん兄弟の長男、二男から始まり、現在では三男の方と従兄弟、3年前から田中さん(この3月から神戸のケイズ ファクトリーアトリエに居られる)、そしてデザイナーの平出さん、計6人の方々で造られておられる。
出逢いは先週お話しした通りだが、ワイルド スワンズもフルハルターと同じでネット販売はしていない。革小物なのに何故かは判らなかった。鴻野さんは
「実際に見て、触って本当に気に入られた方に使って欲しいからなんですよね。」
「ムゥー」と、心の中でうなって言葉にならなかった。
何てウイヤツなんだ。今時こんな男がいたのかと思いながら、
「本当にそうですね。自分たちが造ったモノを無理に使ってもらっているとすれば、我慢できないですよね。」
考え方が全く同じである。4月7日にお会いした時に、ペンケースの話になり、
「私には何のアイデアもないのですが、Aさんの持っているこのペンケースがある意味理想の形の一種だと思います。ただ、クリップを差すと革に傷がつくし、革が厚いのでクリップもいたみますよね。クリップを差さずに入れると、中で万年筆が遊んでしまうし…。ここをこんな風に…。」と、申し上げた。
21日の休業日にお会いした時に、平出さんはその時のアイデアを生かしたイラストを早速描いてくれていた。絵が優しい。家族に見せたら、やはり「人柄が出ていて、優しくて味わいのある絵」と言っていた。その内にフルハルターオリジナルを造りましょうという嬉しい話までしていただいた。ケイズファクトリーの鴻野さんなら全てをお任せして口出しせず、パートナーとして長くお付き合いをさせていただきたいと心から願っている。
では鴻野さんからお借りした使い込んだナチュラル(ヌメ)と、他では見たことのない私のグリーンのコバ仕上げの画像をご覧いただこう。
■ ナチュラル(ヌメ)
これは3年間使われたもの。革はイタリア製 ウイングス第一号
これは開いた内側。 手で触れることが少ない為、 上の画像と違う。
左側を開いた画像。上と比べ、更に手が触れることが無い為色合いは、うすい。
この革はベルギー製。
現在ワイルド スワンズではベルギー製の革を使用している。
これは、約1年間使用されたもの。
これも開いた内側。
上の画像と比べやはり手に触れることが少ない為色がうすい。
これはワイルド スワンズで造られたものではないが、ワイルド スワンズの革を使ったライター。
まだ未使用のもの。
これは私が1時間の通勤電車の中で、手に持って5日間熟成させたもの。
その短い期間でもこのような変化があった。
皆さんにもこの変化を楽しんでいただければ嬉しい。
ナチュラルに限らず、黒でもチョコでも熟成してくれるが、
ナチュラルが一番早く熟成してくれるのが判るだろう。
● イタリア製3年もの
● ベルギー製1年もの
● ベルギー製5日もの
それぞれを一緒に並べて違いを比較し、 楽しんでいただければ嬉しい。
イタリア製の革だから、濃くなったという訳ではなく、
ベルギー製も使われた年とともにイタリア製のように濃く変化する。実にいい。
■ コバ
これは私の特別製のグリーンのキーケースである。
革にとても詳しいお客様もこんなにきれいな、
そして丁寧なコバの仕上げは他にはちょっと見ることが出来ないだろうと言っておられた。
私も全く同感である。
表面の熟成でショックを受けたが、よく見て
このコバの仕上げの素晴らしさに再び感動させられた。
出逢いは先週お話しした通りだが、ワイルド スワンズもフルハルターと同じでネット販売はしていない。革小物なのに何故かは判らなかった。鴻野さんは
「実際に見て、触って本当に気に入られた方に使って欲しいからなんですよね。」
「ムゥー」と、心の中でうなって言葉にならなかった。
何てウイヤツなんだ。今時こんな男がいたのかと思いながら、
「本当にそうですね。自分たちが造ったモノを無理に使ってもらっているとすれば、我慢できないですよね。」
考え方が全く同じである。4月7日にお会いした時に、ペンケースの話になり、
「私には何のアイデアもないのですが、Aさんの持っているこのペンケースがある意味理想の形の一種だと思います。ただ、クリップを差すと革に傷がつくし、革が厚いのでクリップもいたみますよね。クリップを差さずに入れると、中で万年筆が遊んでしまうし…。ここをこんな風に…。」と、申し上げた。
21日の休業日にお会いした時に、平出さんはその時のアイデアを生かしたイラストを早速描いてくれていた。絵が優しい。家族に見せたら、やはり「人柄が出ていて、優しくて味わいのある絵」と言っていた。その内にフルハルターオリジナルを造りましょうという嬉しい話までしていただいた。ケイズファクトリーの鴻野さんなら全てをお任せして口出しせず、パートナーとして長くお付き合いをさせていただきたいと心から願っている。
では鴻野さんからお借りした使い込んだナチュラル(ヌメ)と、他では見たことのない私のグリーンのコバ仕上げの画像をご覧いただこう。
■ ナチュラル(ヌメ)
これは3年間使われたもの。革はイタリア製 ウイングス第一号
これは開いた内側。 手で触れることが少ない為、 上の画像と違う。
左側を開いた画像。上と比べ、更に手が触れることが無い為色合いは、うすい。
この革はベルギー製。
現在ワイルド スワンズではベルギー製の革を使用している。
これは、約1年間使用されたもの。
これも開いた内側。
上の画像と比べやはり手に触れることが少ない為色がうすい。
これはワイルド スワンズで造られたものではないが、ワイルド スワンズの革を使ったライター。
まだ未使用のもの。
これは私が1時間の通勤電車の中で、手に持って5日間熟成させたもの。
その短い期間でもこのような変化があった。
皆さんにもこの変化を楽しんでいただければ嬉しい。
ナチュラルに限らず、黒でもチョコでも熟成してくれるが、
ナチュラルが一番早く熟成してくれるのが判るだろう。
● イタリア製3年もの
● ベルギー製1年もの
● ベルギー製5日もの
それぞれを一緒に並べて違いを比較し、 楽しんでいただければ嬉しい。
イタリア製の革だから、濃くなったという訳ではなく、
ベルギー製も使われた年とともにイタリア製のように濃く変化する。実にいい。
■ コバ
これは私の特別製のグリーンのキーケースである。
革にとても詳しいお客様もこんなにきれいな、
そして丁寧なコバの仕上げは他にはちょっと見ることが出来ないだろうと言っておられた。
私も全く同感である。
表面の熟成でショックを受けたが、よく見て
このコバの仕上げの素晴らしさに再び感動させられた。
by fullhalter
| 2004-04-30 11:23
| 皮革製品