モンブランNo,149 デモンストレーター(スケルトン)



このキャップは20年前まで造られていたNO.149。その後マイナーチェンジされた。次週その違いをお見せ出来ると思うので、ご興味のある方は楽しみにお待ちください。モンブランNO.149デモンストレーターではちょっと残念なことがあった。ボディも透明なデモンストレーターがあったのだが、当時別のセレクションの担当者から「イラストレーターに描いてもらうのに透明の方が内部が判り、描きやすいと思うので貸してくれない?」と言われ、「ああ、いいよ」と貸し出した。
今でもそうかも知れないが、写真より手描きの方が味わいが出る為、イラストレーターに描いてもらうことが多かった。古山画伯の絵の方が実際の万年筆よりも味わいが出ているように。しばらくして「あれ、どうなった?」と聞いた私にその担当者は「無くしちゃったって」 「あっ、そう」 腹の中では無くす訳ねェ~だろうと思いながらも、貸した時点で何があってもと思う私にとっては、どうしても壊したくない、無くしたくないモノは貸してはいけない。言い換えれば貸すということは、どんな結果になろうとも己の責任である。……と思いながらも少々残念である。では、次週またお会いしましょう。