<12> 池波正太郎氏
※ 川崎市 中川さんから、下記文章を添えてご紹介がありました。
池波正太郎氏の著作の中に『男の作法』(新潮文庫刊)という本があります。この本は、『ビジネスマンが読んでおくべき110冊の本』(渡部昇一監修三笠書房刊)の中でも、読んでおくべき1冊の中に選ばれています。池波正太郎という、稀代の粋人の人生訓ですから、『~110冊の本』でも絶賛です。以下のように述べられています。
――「著者のこうしたものの見方・考え方、人生観は、時代を超えた普遍的な力強さをもっている。本書は、読む時期が早ければ早いほど、その人の人生を豊かにしてくれるはずだ。」
実際、僕がこの本に出会ったのは大学に入りたての頃、約10年前のなのですが、折に触れ、読み返しています。 これまでに読んだエッセイの中では極上のものの1つです。
この『~110冊の本』では、紹介されているそれぞれの本のハイライトともいうべき、最も大切な部分が抜粋されているのですが、この『男の作法』からは、下の部分が抜粋されています。
……まさに「万年筆」の部分なのです。 全編が必読とでもいうべきこの本の中の、それでも一番大事な部分が「万年筆」!この部分を抜粋した、『~110冊』の本の著者にセンスを感じます。
確かに、当時大学生だった僕には万年筆の大切さは、実感はできなかったのですが、この部分は強烈な印象として残っていました。あれから10年、長原さん、森山さんたちの作品に出会い、ついに池波正太郎の言葉が実感としてわかるようになったのです。嬉しいことです。「あるいはもっと早く出会いたかった」とも思いますが、それよりもやはり、「もっと遅くなくてよかった。30歳という、社会人として、まさにこれから、という時期に万年筆の世界を知ることができて本当に良かった」と思っています。
※ 『ビジネスマンが読んでおくべき110冊の本』は、現在『ビジネスマン“最強”の100冊 』とというタイトルに改題され、販売されています。
池波正太郎氏の著作の中に『男の作法』(新潮文庫刊)という本があります。この本は、『ビジネスマンが読んでおくべき110冊の本』(渡部昇一監修三笠書房刊)の中でも、読んでおくべき1冊の中に選ばれています。池波正太郎という、稀代の粋人の人生訓ですから、『~110冊の本』でも絶賛です。以下のように述べられています。
――「著者のこうしたものの見方・考え方、人生観は、時代を超えた普遍的な力強さをもっている。本書は、読む時期が早ければ早いほど、その人の人生を豊かにしてくれるはずだ。」
実際、僕がこの本に出会ったのは大学に入りたての頃、約10年前のなのですが、折に触れ、読み返しています。 これまでに読んだエッセイの中では極上のものの1つです。
この『~110冊の本』では、紹介されているそれぞれの本のハイライトともいうべき、最も大切な部分が抜粋されているのですが、この『男の作法』からは、下の部分が抜粋されています。
――万年筆だけは、いくら高級なものを持っていてもいい。それ(万年筆)は男の武器だからねえ。刀のようなものだからねえ、ことにビジネスマンだったとしたらね。だから、それに金を張り込むということは一番立派なことなんだよね。
池波正太郎 『男の作法』より
……まさに「万年筆」の部分なのです。 全編が必読とでもいうべきこの本の中の、それでも一番大事な部分が「万年筆」!この部分を抜粋した、『~110冊』の本の著者にセンスを感じます。
確かに、当時大学生だった僕には万年筆の大切さは、実感はできなかったのですが、この部分は強烈な印象として残っていました。あれから10年、長原さん、森山さんたちの作品に出会い、ついに池波正太郎の言葉が実感としてわかるようになったのです。嬉しいことです。「あるいはもっと早く出会いたかった」とも思いますが、それよりもやはり、「もっと遅くなくてよかった。30歳という、社会人として、まさにこれから、という時期に万年筆の世界を知ることができて本当に良かった」と思っています。
※ 『ビジネスマンが読んでおくべき110冊の本』は、現在『ビジネスマン“最強”の100冊 』とというタイトルに改題され、販売されています。
by fullhalter
| 2002-11-16 11:01
| 作家と万年筆