ペリカン加賀研出高蒔絵 『草木兎虫文四季揃』
ペリカン蒔絵万年筆
蒔絵は漆器の表面に漆で絵柄を描き、その上に金粉、銀粉、プラチナ粉、螺鈿などを蒔きつけたもので、漆加飾法のなかでも最も芸術的で、その美しさは世界中に認められています。
ペリカン#1000に施された蒔絵は、高蒔絵と研出蒔絵を同時に用いた「肉合研出蒔絵」の技法を駆使して、四季の自然を表情豊かに描いています。
160余年の伝統と技術を誇るドイツペリカン社のクラフトマンシップと、日本が生み出した世界に誇る工芸技術が見事に調和した作品です。
桜花春蝶
金粉、銀粉、青金粉、白金粉を調和させて、桜と蝶により見事に春を描き出しています。
朝顔夏蛍
金地に螺鈿を用いた朝顔が生き生きと描かれ、葉に留まる二匹の蛍は夏の風情を一層引き立てています。
紅葉秋虫
彩り鮮やかな朱金による紅葉のあでやかさに、螺鈿を施した鈴虫が秋のはかなさを表現しています。
雪輪冬兎
梨地に白金粉と螺鈿を駆使した雪の結晶模様に戯れる白兎が、表情豊かに描かれています。
by fullhalter
| 2001-01-13 13:16
| 限定品万年筆