長原宣義さんの作品たち その8
今週は遊び心というか、グレードアップの為か
TOPに宝石をつけられたもので、ルビーである。
6月26日の更新でご覧いただいた、長原さんが思いを込めて造られた
10本のスペアニブをつけた煤竹にはダイヤが付いていたが、
この作品で宝石を付けることにしたい、と思われたのかも知れない。
これは判断の分かれるところだと思うのだが、
素材そのものの素朴さの方がいいと思う方もいれば、
グレードアップされた宝石に価値があると思う方もおられる。
私は長原宣義さんの思いが一番大切なので、
「これは、のう~」と言われたものは私の手元に置くべきと判断してきた。
では煤竹の天地に螺鈿、更に天にはルビー、
キャップと胴軸に赤と緑の絹糸を巻いた煤竹をご覧ください。