― 実録万年筆外伝その1 ―『4本のHEMINGWAY』
突然、古山浩一さんから段ボールに入った大きく、重い荷物が届いた。
今頃何を送って来たのだろうか?と中を開けると
今は幻となったあの『4本のヘミングウェイ』 だった。
まだ美術の先生をしていた古山さんが店に来て、
「万年筆の職人の生の声を残さなくてはいけないと思うんだ。
みんな年寄りだから今やらないと死んじゃうし…、だから協力してくれ。」
残念、俺は生きてるよ。
ただ人間としてはまだ生き続けられそうだけれど、研ぎ職人としては瀕死の状態 で、
「残念、俺は生きてるよ。」とも言えないのだが。
もう20年も前の話しなのだが、こいつ何を考えているんだ。
「変な奴」と思った。
一人の教師がやることか。
確かに職人の生の声、生き様を後世に伝えることは
もの凄く重要なことだと私も認めてはいるが、それをお前がやるのか。
案の定、自費出版となり、三桁の万の借金を抱えたと言う。
「大ばか者」
それからも彼は全国の万年筆の職人、鞄の職人との交流を自費で続け、
出版社から著書を出し続けている。
「大ばか者」から、職人の心と生き様を伝える「伝道師」として尊敬する人と
私の中では変わっていった。
2010年、古山浩一著『鞄の達人』が枻(えい)出版社から出版された。
その中で、Fugeeの藤井さんは頑固職人と言われているが、
本物の職人として私も尊敬している。
万年筆の頑固職人と言えば、森山で、
その森山に「俺は馬鹿だが、お前は大馬鹿だ。」と言われたと書かれている。
今も大馬鹿だと思っているが、今の時代頑固とか馬鹿とか言われている方々を
私は好きで、お付き合いさせていただいている。
利口な奴は嫌いだから。
そんな古山さんが、大げさに言えば、命がけで自費出版された、
― 実録万年筆外伝その1 ―『4本のHEMINGWAY』 を数少ないですが、販売します。
では、表紙からご覧ください。
古山さんのサイン入りです。
さて、売るに当たり、売価をどうしようか考えたのだが・・確か当時は1,500円だったと思うが、
私の好きな18年の熟成と素敵な古山さんのサイン入りなので2,000円に決めた。
古山浩一 自費出版 ― 実録万年筆外伝その1 ―『4本のHEMINGWAY』
2,000円
但し、店売りのみです。
今頃何を送って来たのだろうか?と中を開けると
今は幻となったあの『4本のヘミングウェイ』 だった。
まだ美術の先生をしていた古山さんが店に来て、
「万年筆の職人の生の声を残さなくてはいけないと思うんだ。
みんな年寄りだから今やらないと死んじゃうし…、だから協力してくれ。」
残念、俺は生きてるよ。
ただ人間としてはまだ生き続けられそうだけれど、研ぎ職人としては瀕死の状態 で、
「残念、俺は生きてるよ。」とも言えないのだが。
もう20年も前の話しなのだが、こいつ何を考えているんだ。
「変な奴」と思った。
一人の教師がやることか。
確かに職人の生の声、生き様を後世に伝えることは
もの凄く重要なことだと私も認めてはいるが、それをお前がやるのか。
案の定、自費出版となり、三桁の万の借金を抱えたと言う。
「大ばか者」
それからも彼は全国の万年筆の職人、鞄の職人との交流を自費で続け、
出版社から著書を出し続けている。
「大ばか者」から、職人の心と生き様を伝える「伝道師」として尊敬する人と
私の中では変わっていった。
2010年、古山浩一著『鞄の達人』が枻(えい)出版社から出版された。
その中で、Fugeeの藤井さんは頑固職人と言われているが、
本物の職人として私も尊敬している。
万年筆の頑固職人と言えば、森山で、
その森山に「俺は馬鹿だが、お前は大馬鹿だ。」と言われたと書かれている。
今も大馬鹿だと思っているが、今の時代頑固とか馬鹿とか言われている方々を
私は好きで、お付き合いさせていただいている。
利口な奴は嫌いだから。
そんな古山さんが、大げさに言えば、命がけで自費出版された、
― 実録万年筆外伝その1 ―『4本のHEMINGWAY』 を数少ないですが、販売します。
では、表紙からご覧ください。
古山さんのサイン入りです。
さて、売るに当たり、売価をどうしようか考えたのだが・・確か当時は1,500円だったと思うが、
私の好きな18年の熟成と素敵な古山さんのサイン入りなので2,000円に決めた。
古山浩一 自費出版 ― 実録万年筆外伝その1 ―『4本のHEMINGWAY』
2,000円
但し、店売りのみです。
by fullhalter
| 2015-03-13 11:01
| 万年筆について書かれた本