フルハルター*心温まるモノ

高倉健さんと万年筆 その2

1992年3月2日に初めて高倉健さんにお会いして万年筆、ボールペン、レザーケースのモンブランセットを
自筆のサインを入れて20セットご注文いただいたことは既に申し上げた。

その時、
「キングスブルーの色が変わったよね。前の色が好きだったんだ。」と言われた。
多くの人々は変わったことすら気が付かないのだが、モノ好きの人たちには少しの変化が決定的な違いが
「似て非なるもの」に感じるのが特性で、私は好きだ。
高倉さんもその人種だったことが嬉しくて輸入元に在籍していた私は会社の在庫を探し、
ずっと以前に作っていた特殊なインク達とともに贈呈した。
私が在籍していた時にもう20セット(更にもう20セットだったかもしれないが)ご注文いただいた。
その時にいただいた手紙です。

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モンブラン輸入元であった当時のダイヤ産業でいわゆるファミリーセールのような、親しいお客様にのみ
金無垢や銀無垢等々のセールを行っていた。
その案内を出した時の返信で、私も大好きなダンヒル銀無垢万年筆の注文の手紙で、
この時はモンブランNo.146の金無垢、No.1467も選ばれた。

モノ好き、拘る人だと思っていた人が私にとって「とんでもないモノ」を選ばれると内心がっかりするのだが、
ともに素晴らしいと思っているモノを選んでくださったことが嬉しかった。

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高倉さんの一番のお気に入りは「モンブランヘミングウェイ」で、一番太いBBと交換し、
高倉さんの筆記角度に合わせた、いわゆる森山モデルにしてお返しした。
またこれも縁だと思うが、『あなたに褒められたくて』の出版に関わったお客様がいて本をいただいたのだが、
凄くいい内容だった。
その本が「第13回日本文芸大賞エッセイ賞」に選ばれたお祝いとしてNo.149の3Bを研ぎ出し調整し、
プレゼントさせていただいた。
余談だが、昨年情報サイトでこの本が100位圏外から39位に急上昇とあった。
では、その手紙と新聞コピーと本をご覧ください。

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次回も「高倉健さんと万年筆」、フルハルター編です。
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by fullhalter | 2015-01-09 13:48 | 高倉健さんと万年筆