べっ甲、ラペルピン その9
黒インクで書くと紙の裏側に抜け、茶色に変色することが多く起こったことは、
先週申し上げた。
その原因は、湿度の高い日本では置いておくだけで紙が水分を含み、
その為に長い時間を経て裏抜けし茶色に変色する。
そこで当時モンブラン社に裏側が茶色に変色した紙のサンプルを収集して送り、
改善を要望した。
数種の「黒インクのサンプル」が送られてきたのだが、
その時の瓶の形が好きで、デザインしたのが、この「インク瓶 水もく」である。
数種のサンプルの内、お前が選べと言われた。
今思い起こすと不思議なのだが、当時のモンブラン社は私の要望を
もの凄く聞き入れてくれた。
余談だが、その前にはブルーブラックのインクも私の要望によって改善してくれた。
長い時間をかけ入荷した製品たちに不具合のあるものは返品せず、
直してマーケットに出荷することも多くあったし、マンスリーリポートの他、
事あるごとにモンブラン技術陣とコミニュケーションを取り続けた結果、
強固な信頼関係が築かれた、と思っている。
では、その思い出のインク瓶、「水もく ラベルピン」をご覧ください。
先週申し上げた。
その原因は、湿度の高い日本では置いておくだけで紙が水分を含み、
その為に長い時間を経て裏抜けし茶色に変色する。
そこで当時モンブラン社に裏側が茶色に変色した紙のサンプルを収集して送り、
改善を要望した。
数種の「黒インクのサンプル」が送られてきたのだが、
その時の瓶の形が好きで、デザインしたのが、この「インク瓶 水もく」である。
数種のサンプルの内、お前が選べと言われた。
今思い起こすと不思議なのだが、当時のモンブラン社は私の要望を
もの凄く聞き入れてくれた。
余談だが、その前にはブルーブラックのインクも私の要望によって改善してくれた。
長い時間をかけ入荷した製品たちに不具合のあるものは返品せず、
直してマーケットに出荷することも多くあったし、マンスリーリポートの他、
事あるごとにモンブラン技術陣とコミニュケーションを取り続けた結果、
強固な信頼関係が築かれた、と思っている。
では、その思い出のインク瓶、「水もく ラベルピン」をご覧ください。
by fullhalter
| 2014-10-24 16:35
| 職人の仕事