手彫り彫金 その2
父がどこで手に入れたかは判らない「1974年製メキシココイン」をくれた。
その絵柄が大好きで、手彫り彫金師の方にコインを見ていただき、
「このコイン、ライターの表裏に彫っていただくこと出来ますか?」と尋ね、
「出来ますよ。」ということでお願いした。
コインそのものと、その時に彫っていただいた銀無垢のライターをご覧ください。
この手彫りライターも凄く気に入っていたのだが、
もっとコインそのものに近い感じが出せないものかと相談したところ、
「出来ることは出来るが肉合い(シシアイ)という技法でもの凄く高くなるよ。」と。
肉合い(シシアイ)と言えば、蒔絵でも最高の技法で
和の技としては同じ言葉を使っているのだと感動したことを覚えている。
では、1.8㎜の銀無垢ライターにシシアイの技法で手彫りされた
1947年メキシココインをご覧ください。