脱乾漆 マグカップ
漆器店の八井浄漆器本店と藤八屋さんのことは既に紹介した。
そして5月からの能登三週間は一日二回の温泉治療(?)以外ただひたすら歩いたのだが、
八井さんはその出発点に位置し、藤八屋さんは終点地にあったので、
特に藤八屋さんには毎日のようにその疲れを取る為に休ませてもらっていた。
漆のマグカップにお茶やコーヒーを入れて下さり、20分~30分雑談させていただいた。
店内には私の目を惹きつける作品が二つあったのだが、ともに「脱乾漆」という技法で造られたもの。
受け売りだが、多くの漆器は木地師がひいた木製の素材に漆を塗り重ねて仕上げたもの。
脱乾漆は、石膏や麻布、和紙を漆で固めてゆく技法のようで、その特性は、「軽い」「強い」ということ。
今週はその一つ、「脱乾漆マグカップ」です。
どうぞご覧ください。
大きさ: 85㎜×115㎜
重さ: 61g