輪島にて その2
6月22日は、
4月22日からの「お試し2泊3日の能登の旅」で寿司屋のおかみさんから紹介された
漆器の製造販売「八井浄漆器本店」について書いた。
今週は、その時に閉まっていて行けなかった、
もうひとつ漆器製造販売の「藤八屋」についてです。
八井浄さんは五代目だったが、藤八屋のご主人(親方)は三代目の塩士正英さん。
平成19年の能登半島地震で本店は全壊し、平成22年に再建、グランドオープンしたという
とても雰囲気のよい店だった。
輪島に着いた次の日の5月22日、店を訪ねいろいろと見せていただき、
取りあえず土産用としてストラップを求めた。
その時に私の目を惹きつける「抹茶椀」があり、いろいろとお話しさせていただくうちに
親しく、気楽になれそうだと思った。
この旅は、歩くことがもうひとつの目的で、
八井さんから教えていただいた鴨ヶ浦海岸や袖ヶ浜という海水浴場・キャンプ場を
毎日のコースに決めていた。
私にとって、藤八屋さんはそのコースの終点にあり、ある日
「毎日歩いているのですが、帰りにここで休ませてもらえますか?」と従業員の方に尋ねると快く、
「どうぞ、どうぞ。」と言ってくれた。
歩き疲れた私を心地よく迎えてくれ、お茶や、時にはご自分の為に淹れたコーヒーで歓迎してくれ、
食事をする店まで教えていただいた。
それは、大好きな漆器に囲まれ、心まで和ますことが出来る貴重なひと時であった。
八井さんに教えていただいた店も藤八屋の従業員の方々が教えてくれた店も
共に旨いものを食べさせてくれ、それぞれ一日置きに通うことが出来た。
やはり地元の方に訊くのが一番であることを証明してくれた。
毎日お世話になるので八井さんにも藤八屋さんにも名刺を渡していたのだが、ある時
「オーナーが是非会いたいと言っている。」と従業員の方。
「3週間居る予定ですから、何時の何時頃がいいのか、言ってください。どうせ毎日ここで休ませてもらうつもりですから。」
オーナーのご夫婦にお会いしてその理由が判った。
ずっと以前から東京の拠点としてフルハルターのある東大井にマンションを持っているとのこと。
「時々東京出張があるので、必ず寄るよ。」と。
親方はそれから三度程、店を訪ねてくださっている。
不思議だとも思うが、「人との出会いは必然」なのであろう。
次回に続く
4月22日からの「お試し2泊3日の能登の旅」で寿司屋のおかみさんから紹介された
漆器の製造販売「八井浄漆器本店」について書いた。
今週は、その時に閉まっていて行けなかった、
もうひとつ漆器製造販売の「藤八屋」についてです。
八井浄さんは五代目だったが、藤八屋のご主人(親方)は三代目の塩士正英さん。
平成19年の能登半島地震で本店は全壊し、平成22年に再建、グランドオープンしたという
とても雰囲気のよい店だった。
輪島に着いた次の日の5月22日、店を訪ねいろいろと見せていただき、
取りあえず土産用としてストラップを求めた。
その時に私の目を惹きつける「抹茶椀」があり、いろいろとお話しさせていただくうちに
親しく、気楽になれそうだと思った。
この旅は、歩くことがもうひとつの目的で、
八井さんから教えていただいた鴨ヶ浦海岸や袖ヶ浜という海水浴場・キャンプ場を
毎日のコースに決めていた。
私にとって、藤八屋さんはそのコースの終点にあり、ある日
「毎日歩いているのですが、帰りにここで休ませてもらえますか?」と従業員の方に尋ねると快く、
「どうぞ、どうぞ。」と言ってくれた。
歩き疲れた私を心地よく迎えてくれ、お茶や、時にはご自分の為に淹れたコーヒーで歓迎してくれ、
食事をする店まで教えていただいた。
それは、大好きな漆器に囲まれ、心まで和ますことが出来る貴重なひと時であった。
八井さんに教えていただいた店も藤八屋の従業員の方々が教えてくれた店も
共に旨いものを食べさせてくれ、それぞれ一日置きに通うことが出来た。
やはり地元の方に訊くのが一番であることを証明してくれた。
毎日お世話になるので八井さんにも藤八屋さんにも名刺を渡していたのだが、ある時
「オーナーが是非会いたいと言っている。」と従業員の方。
「3週間居る予定ですから、何時の何時頃がいいのか、言ってください。どうせ毎日ここで休ませてもらうつもりですから。」
オーナーのご夫婦にお会いしてその理由が判った。
ずっと以前から東京の拠点としてフルハルターのある東大井にマンションを持っているとのこと。
「時々東京出張があるので、必ず寄るよ。」と。
親方はそれから三度程、店を訪ねてくださっている。
不思議だとも思うが、「人との出会いは必然」なのであろう。
次回に続く
by fullhalter
| 2013-11-29 16:33
| 旅・ウオーキング