『趣味の文具箱vol.25』
年が明け、「趣味の文具箱」に係わる4人の方々と会食をした時に具体的な内容を聞いた。
店を開店する前、約17年間勤務したモンブラン製品を6~7本選ぶことを約束し、
『趣味の文具箱vol.25』発売と時を同じくして入荷予定の、
私にとって待ちに待った「pelikan M800 茶縞」のこともあり、ペリカン茶縞シリーズを提案した。
また、ペリカンM800の分解の依頼もあったのでその場で直ぐに分解することを約束した。
「趣味の文具箱」の編集の方々とは発刊からつき合いで、もう少しで10年目に入る。
特に清水編集長、井浦副編集長とは仕事だけではなく、食事会等も共にしていただいている。
メディア関係の方では大げさに言えば唯一私の方から協力したくなる方々で、
懸命に仕事をされている姿は職人と思える好もしい人達。
では、『趣味の文具箱vol.25』の表紙から。

表紙にはMONT BLANC No.149のクーゲルポイントの極太が。
元々149はハードライター用(筆速が早くなると筆圧が強くなる)としてペン先の腰を強くしている。
が、唯一の例外としてクーベルポイントは腰をもの凄く柔らかく造った。
私自身そうなのだが、万年筆好きで優れた使い手にとっては「たまらない書き味」と思えるNibである。
では、そのMONT BLANC No.149のクーゲルポイントの極太を。

次に、「人生で出会えて良かったペン、教えてください!」のページだが、
私にとってはそんな生易しいことではなく、人生そのものを変えてしまった万年筆がある。
学生時代一生のものに(?)と思った仕事のアルバイトをした。
その最初の給与で一生の記念になり、使えるものとしてMONT BLANC No.14を求めた。
そのNo.14のキャップが割れた。失業した時だった。
サービスステーションを訪ね、その時対応してくれた方から人が足りなくて、と聞き、
「私を入れてください。」から私の今の人生が始まった。
そのMONT BLANC No.14とNo.74。

アルバイト時代に先輩からいただいたペリカンと間違えたMONT BLANCNo.042G(モンテローザ)

詳しく知りたい方は『趣味の文具箱vol.25』で。






前号では無く、寂しい思いをした古山画伯のページ。


編集部の方々のページ。
清水編集長はNo.149の究極ニブ クーゲルポイント。
確かに絶対手に入れたいNo.149であることはよく判る。
「当分あの世には行けません」も大げさではない。
井浦副編集長もMONT BLANC No.72
とてもよく似合う女性です。
使っている姿を想像しただけで美しい。
