満寿屋 FUTOKORO 便箋/封筒
今週はあの満寿屋さんの便箋/封筒である。
ダイアりー/ノートは三菱製紙のバンクペーパー。
清水編集長自身も
「バカな奴がバカなことをやったと言われていますよ。」と笑っていたが
満寿屋さんの便箋/封筒も原稿用紙を裏、表逆に使っている。
何か同じ匂いを感じる。
何年前だったろうか。
満寿屋さんが葉書大で原稿用紙そのままのメモ用紙を5種造ったのだが、
それが何十年振りかの新製品と聞き、「老舗とは…」とつくづく思わされた。
五代目の川口昌洋さんの思いと行動なのだろう。
鞄のFugeeさん、小松さん、蒔絵の夢舟さん、
満寿屋の川口さん、アサヒヤ紙文具の萩原さん。
仕事は違うのだが、同じ生き方をしていると感じている。
自分の仕事が好きだから妥協しない、というよりは出来ない人たちなのだと思う。
今回の便箋/封筒は、誰も発想しない、原稿用紙をそのまま小さくし、
表と裏を逆転させた。
面白い、粋だ。
この発想を受け入れる人は多くはないかもしれない。
だからこそ、面白く、粋なのだ。
フルハルターのお客様には面白いと歓迎してくれる方が多いような気がしている。
満寿屋さんのパンフレットには、
「受け取ったお相手はきっと心くすぐられることでしょう。」とあるが、
そんな人が多ければ多い程、いい世の中になってくれるのでは、なんて思っている。

〔便箋2種〕




〔表〕


〔裏〕


〔封筒5種〕


