Sting その3
Stingの熟成をご覧いただいていますが、
今回はその3回目で、ナチュラル2種です。
ナチュラル2種とはベルギーのサドルプルアップと
国産のコードバン。
皮革でも木製品でも同じだが、
色が薄いものの方が早く熟成したと感じる。
ナチュラルは使い始めてから少しずつ茶色っぽく変化し、
汚れも目立ち始める。
そして、更に使い続けてゆくことによって「飴色」の理想に近づく。
以前コードバンのナチュラルについて書いたことがあるのだが、
皮革にとても詳しい友人たちから
「コードバンのナチュラルって聞いたことないな」と、言われていたと。
画像で熟成をご覧いただいた後に、
九州で皮革製品を造っている方からメールをいただいた。
「自分自身の使っている小物はコードバンのナチュラルですよ。」と、
画像が添付されていた。
サドルプルアップのナチュラルについては私も以前書いているし、
2012-07-09 C.O.U.のブログで
「赤ちゃんの肌のような」と称されるサドルプルアップのナチュラルはきめが細かく使い
始めるのを躊躇してしまうくらい美しいです。
とある。
私も使い始める、言い換えれば汚し始めてしまうのに勇気がいる。
一方、コードバンナチュラルはサドルに比べれば始めから茶色系が強い。
使ってから色が濃くなってゆくのもコードバンの方がはるかに早かった。
今往復の電車の2時間は今日ご覧いただく
サドルプルアップ ナチュラル Sting の熟成を更に進めている。
では、Sting サドルプルアップ(左)とコードバン(右)の熟成を比較してご覧ください。

