Sting
ワイルドスワンズ製品を取り扱うきっかけとなったのは
8年前の2004年4月、鴻野さんと平出さんに自宅でお目にかかったこと。
すぐに製品の取り扱いを決め、申し上げた私に鴻野さんは快諾してくださった。
当時22種造られていた革小物の中で
私が最も気に入ったのがCard caseとして造られていたStingだった。
私は定期入れとしてStingを使いたいと思ったが、
鴻野さんはCoin caseとして造られていて
今も製造されているTongueを勧めてくれた。
確かにStingは、ベルトを外し、開いて定期を出さなければならず、
使い勝手としては決して良くはない。
けれど元々ホックがあまり好きではない私だったし、
ベルトで止めるタイプの方がはるかに美しいと思った。
「これから店に行くぞという思いを込めてベルトを外し、
おもむろに定期を出すっていいじゃないですか。
そして無事に一日が終わったことに感謝する。」
私には面倒とは思えなかった。
賛同してくれる方は僅かであろうと思うが、
便利さを追及すればするほど、モノに対する思いも
人に対する思いも薄れてゆくのではないだろうか。
正に万年筆が最たる道具である。
取り扱いがはじまって8年が過ぎたが、
往復の電車の2時間、一日も欠かさずStingの熟成をしている私。
製造は中止されたが、これからも続けてゆくつもりだ。
では熟成した9種のStingをご覧ください。
8年前の2004年4月、鴻野さんと平出さんに自宅でお目にかかったこと。
すぐに製品の取り扱いを決め、申し上げた私に鴻野さんは快諾してくださった。
当時22種造られていた革小物の中で
私が最も気に入ったのがCard caseとして造られていたStingだった。
私は定期入れとしてStingを使いたいと思ったが、
鴻野さんはCoin caseとして造られていて
今も製造されているTongueを勧めてくれた。
確かにStingは、ベルトを外し、開いて定期を出さなければならず、
使い勝手としては決して良くはない。
けれど元々ホックがあまり好きではない私だったし、
ベルトで止めるタイプの方がはるかに美しいと思った。
「これから店に行くぞという思いを込めてベルトを外し、
おもむろに定期を出すっていいじゃないですか。
そして無事に一日が終わったことに感謝する。」
私には面倒とは思えなかった。
賛同してくれる方は僅かであろうと思うが、
便利さを追及すればするほど、モノに対する思いも
人に対する思いも薄れてゆくのではないだろうか。
正に万年筆が最たる道具である。
取り扱いがはじまって8年が過ぎたが、
往復の電車の2時間、一日も欠かさずStingの熟成をしている私。
製造は中止されたが、これからも続けてゆくつもりだ。
では熟成した9種のStingをご覧ください。
by fullhalter
| 2012-06-29 11:23
| 皮革製品