フルハルター*心温まるモノ

フルハルター20周年記念 クレマチス製鞄 (仮縫い)

2003年フルハルター10周年記念として
とても大きな漆の万年筆を黒、朱併せて50本造ることが出来た。
この万年筆が発売出来たのは、ある方のお陰である。
今でも感謝している。

発売当初から、
「10周年は買えなかったけど、15周年は…。」と言われる方々がおられた。
今でも
「20周年にも万年筆出すんですよね。」と聞かれることも多い。
私は、自分自身で
「この万年筆は自信を持って勧められる」というものでなければ造らない。
万年筆業界の中では、今その願いが叶うものが造れる状況にないと思っている。

8年前にケーズファクトリーさんとの出会いがあり、
それ以降は革小物も販売してきた。

また、鞄の“Fugee”とは
古山さんを通してそれ以前からお付き合いさせていただいてきた。

革製品を造っておられる方々の中には、個人で造られている方も多くいらして
想いを全ての作品に込められている。
その筆頭におられるのが“Fugee”の藤井さんだと私は思っている。

20周年はその縁もあって、革小物や鞄を考えた。
無理して造ろうとは思わないが、造り手が
「じゃ~、俺が造るよ。」と言うのであればと、
ケーズファクトリーさんとFugeeさんで育った小松さんにお願いした。
「どうしても造りたいと思っている訳ではないですよ。」と自分の気持ちは伝えてある。
(まだケーズファクトリーさんからはご提案いただいていない。)

クレマチスの小松さんから先日、サンプル(仮縫い)が出来上がった旨の連絡があり、
4月30日クレマチスを訪ねた。
鞄の仮縫いとは如何なるものかが全く判らなかった私は
ジャケットやスーツと同じイメージを持っていたが、違っていた。
皮革も金具も全く違うものが使われ、
その姿、形だけを確認することが鞄で言う「仮縫い」なのだと知った。
よく考えてみれば当たり前なのだが、体験しないと判らないことは
世の中に多くあるのも常か。

今回鞄を20周年の記念として考えたのは、
「皮革製品も販売から10年になる」と思ったから。
ケーズファクトリーさんの革小物と
(まだ渋谷にオフィスがあった頃にフルハルター20周年をと話したので、5~6年前になるかも)
“Fugee”さんの鞄をと考えたのだが、
藤井さんは余りにも私にとって大きな存在であり、お願いすることなど出来る筈もなく
Fugeeイズムをそのまま体に染み込ませている小松さんに相談してと思い、夢が叶った。

藤井さんと仕事をしていれば誰でもFugeeイズムが体に染み込むかと言えば、それは違う。
元々同じ価値感、仕事感を持っていたからこそ、ご自身の体に染み込んだことは断言出来る。

そんな小松さんに「フルハルター20周年鞄」の仮縫いを造っていただけることに
大いなる悦びを感じている。
それでは、「フルハルター20周年鞄」の仮縫いをご覧ください。

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使用する皮革は、イタリア製 アリゾナとブライドルレザー。
アリゾナは成牛のショルダーを使い、柔らかめで、色合いが濃くなる。
またアリゾナは靴にも使われ
味わいを深めてくれることを判っていた。
小松さんが好きな皮革である。
ブライドルレザーはイギリス製で、底部や取っ手等に使う予定。
では、アリゾナの5色をご覧ください。

バーガンディー
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ネイビー (注 実際にはもう少し黒っぽい)
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キャメル
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ダークブラウン
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ブラック (注 ネイビーっぽく見えるが実際は黒)
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私が描いた画像
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余白にサイズ、皮革の種類を記したので参考に。

『フルハルター20周年記念 クレマチス製鞄』
原皮 
本体: イタリア製 アリゾナ5色 バーガンディー/ネイビー/キャメル/ダークブラウン
/ブラック
底部、取っ手等: イギリス製 ブライドルレザー(本体部の色と合う色採用)
糸: 注文者の好みに合わせて

サイズ
底: 360×155×55
本体部: 400×140×195

いずれの部分も色(糸も含む)やサイズについてのご要望をお聞きする予定です。

発売予定: 2013年10月30日
販売価格: 40万円(税込み42万円)

本日よりご予約を承りますので、お申しつけください。
時間をかけ、ご予約の方の強い思いを
小松さん、私の三者で造り上げたいと願っています。

8月には製品化されたサンプルが出来上がる予定ですので
またご覧いただくつもりです。

今、クレマチスさんとフルハルターのロゴを書いていますので、
8月に出来あがったサンプルではそのロゴもご覧いただけます。
by fullhalter | 2012-05-04 18:05 | フルハルター20周年記念