Trank
私は造り手の使用目的と違った使い方が見つかった時
自分だけのものとの喜びを感じる。
ワイルドスワンズ製造中止モデルが沢山あり、
その中のひとつが今週のTrank。
これもフリスクではなく、何かに使えないかと思っているうちに
ライターケースになるのでは……。
店の近くに大いなる趣味人が居られる。
ある時は大井町の駅から自宅に戻る途中にある店に寄られ、
「これ今買ってきたのだけど、森山さん好きじゃない?」
と差し出されたのが、ダンヒル限定の銀無垢ライター。
それは私の心の中に入り込むライター姿、形だった。
金もないし、こんなの買える訳もないと思いながらも
脳裏に浮かんでは沈む毎日。
数ヵ月後、売り切れていることを願いつつダンヒルショップへ。
「2つだけですけれど、残っています。」
えっー、何だよ。まだ残っていたのか、と思いながら
渡されたそのライターを見ると
197/500 の刻印が。
197…イクナ
お前の為に今までここで待っていたのだ。
買わないでイクナ(行くな)
多くの方々が今ニヤニヤ笑っているのでは…。
これが、モノ好きの理屈
女房には決して理解出来ぬ理屈。
こうして私の元に嫁いで来た
ダンヒル銀無垢の佇まいにピッタリだったのが
フリスクケースのTrank。
早速、黒のTrankにダンヒル限定銀無垢ライターを入れて持ち歩くことに。
この件については、革小物Vol.10で触れている。
それ以来、Dupontのライターや銀無垢のライターをTrankに入れている。
ワイルドスワンズ製品は堅牢に造られ、皮革が硬い。
そのままでは出し入れがしにくい為、
デュポンの以前のタイプ大を入れて革を広げて使用している。
ではライターケース、『Trank』をご覧ください。
オリジナルワイン


このデュポンが革を広げるのに使うライター

オリジナルグリーン


デュポンの限定品
店の近くの大いなる趣味人からいただいた

サドルの黒でダンヒル限定銀無垢(Trankをライター入れとした原点)

ミネルバ グリージオに1.8mmござ目 銀無垢


グリージオの熟成がお判りになるだろうか

ミネルバタバコに1mmござ目銀無垢に夢舟さんの漆


全てを並べて
