フルハルター*心温まるモノ

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長原宣義さんの作品たち その21

久し振りに「長原宣義さんの作品たち その21」
「黒柿螺鈿クロスポイント」最終回です。

実はこの黒柿は私がお願いしたものではなかった。
私の姉一家が数年ブラジルに住んでいたのだが、義兄から木製品が好きな私に
「これ、鉄の木と言われているジャカランタで造られたブラジル版二宮金次郎の彫り物。」と土産をいただいた。

その木が好きで、木場の材木屋で沢山のジャカランタを買っていた私は長原さんに、
「この木で万年筆を造っていただけませんか?」とお願いしたところ、
「お~、え~よ。」と二つ返事でお受けしてくださった。

しばらくして、
「あの木で、でけんかった。これ、どうじゃ。」と差し出されたのが今回の黒柿。
黒柿も大好きな私は少し残念な気持ちと大いなる喜びで受け取らせていただいた。

そんな経緯を経て私のところへやってきたこの黒柿はいろいろな思いの多い万年筆である。
ちなみに伐採が禁止されているジャカランタの本来の言い方は、ギター好きの方々から、「ハカランダ」が正しい呼び名だと教えらえた。

それでは私の想いが深い「黒柿螺鈿クロス」万年筆をご覧ください。

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胴軸
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キャップトップ、尻にも螺鈿が
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クロスポイントニブ
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今までご覧いただいた「長原宣義さんの作品たち」は、胴軸に螺鈿だったが、今回はキャップに23面。
私を思い、長原さんが大変ご苦労されて造られたこの黒柿には思い出が沢山詰まっていて、最終回に相応しく、生涯感謝の想いを忘れてはいけない。
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by fullhalter | 2016-06-10 14:49 | 長原宣義さんと私

長原宣義さんの作品たち その20

何時だったかは忘れてしまったが、私がまだ長原さんの追っかけをしていた頃のこと。
日本橋高島屋でのペンクリニックに出かけ、
長原さんの前に座ると2本のブライヤーが目の前に置かれた。

「これ、何ですか?」
「あんしゃんは随分後ろを持って書くきに、
重く、長い方がええんじゃろうと思って造ったデスクじゃ。
えっとう造っちょらん、16本だけじゃきに。」
「え~、これ塗装してないじゃないですか。
ブライヤーは塗装すると味わいを深めることが出来ないので、これじゃないとだめなんですよ。
使い続けると手の油をすって色も濃くなり、艶が出てきて深みを増すんですよ。」
「わしら、知らんかったけ~の。」
との会話をしてすぐにその内の1本を購入したモデルが
今日の「セーラー80周年長原スペシャルデスク」。

私が大好きなブライヤーを初めて求めた記念すべき1本で、
この後20本位だったと記憶しているが、80周年記念ブライヤーを扱った。
私の手元には4本の万年筆と5本のボールペンが残っている。

その大切な長原さんとの思い出がつまった、
「80周年記念ブライヤー 長原スペシャルデスク」をご覧いただくことが
一周忌に相応しいとの思いで、本日皆さまへの更新といたしました。

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キャップチューブのストレートグレイン部とバーズアイ部

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胴軸のストレートグレイン部とバーズアイ部

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万年筆とボールペン

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このセーラー80周年記念ブライヤーは、キャップリングも手をかけた
素晴らしく素敵なデザイン

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私が勝手にセーラー史上最高の作品と思っているブライヤーも今回で最後です。
今までご覧いただいた全ての万年筆とボールペンを並べてみました。

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by fullhalter | 2016-03-11 16:14 | 長原宣義さんと私

長原宣義さんの作品たち その19

来週ご覧いただく予定の同じモデルが私が初めて求めた「セーラー80周年記念モデルブライヤー」で、
更に長原宣義スペシャルデスクだった。
その後、通常の80周年を私とお客様用として多くを購入させていただき、
先週のスペシャル螺鈿も私用として造ってくださった。

今週ご覧いただく「スペシャルデスク」も気に入ってしまった私の為に造ってくださったモデルである。
詳しくは来週の更新で実際にご覧になってください。

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万年筆とボールペンだが、ボールペンはデスクではない。

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by fullhalter | 2016-02-19 14:35 | 長原宣義さんと私

長原宣義さんの作品たち その18

セーラー「創業80周年記念ブライヤー」は私が大好きなモデル。
これらは長原さんにお願いして発売後数年経過したにもかかわらず、私が入手したものばかりで、
更に当時多くのお客様に販売することが出来、本当に有難かった。

私の好みを理解してくださっていた長原さんは胴軸に螺鈿を付けて下さり、
その分長くして私にとって持ちやすいモデルとなったのが
今週の「80周年記念ブライヤー」のスペシャル螺鈿付きである。

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今までに胴軸に螺鈿を付けてくださったモデルは3種ご覧いただいた。
それらは8面と11面だったが、今週は12面である。

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万年筆とボールペン

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更にこのモデルはキャップリングが素晴らしいので、アップでご覧ください。

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by fullhalter | 2016-02-12 17:22 | 長原宣義さんと私

長原宣義さんの作品たち その17

セーラー創業は1911年で、私の母の生まれた年と一緒。
1991年に「創業80周年」としてブライヤーの万年筆とボールペンを発売したのだが、
当時私はモンブラン輸入元に在籍していて、全く知らなかった。

1993年にフルハルターを開業し、おそらく1~2年後に長原さんとお会いして
もの凄く好きな素材「ブライヤー」の万年筆とボールペンが発売されていたことを知った。
ただ、表面が塗装されていた為に、ショーウインドーの中では見事な光沢を放つのだが、
使って手の油で深みのある光沢には育たず、私が好きな熟成はしない。
今週のブライヤーの万年筆は長原さんが、ボールペンは私が塗装を剥がしたもの。

「80周年ブライヤー」はお客様からの要望がとても多いモデルで、
発売後5~6年経過したにもかかわらず、長原さんが全国の売れ残った(?)製品を探してくれて、
多くのお客様に販売出来たことを考えると「長原宣義さんの作品たち」と私は思っている。
では、私が大好きな「セーラー創業80周年記念」ブライヤー万年筆とボールペンをご覧ください。

木製のギフトボックスに入れて販売された
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キャップのアップ
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胴軸のアップ
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クロスエンペラーのNib
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万年筆とボールペンを並べて
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by fullhalter | 2016-02-05 16:03 | 長原宣義さんと私

長原宣義さんの作品たち その16

長原さんに造っていただいた作品たちは
私の好みを考えて造っていただいた万年筆が殆どだが
今週の花梨デスクは私の方からお願いして造っていただいた数少ない一点。

「私、花梨が大好きなんですけど、デスク、クロスで造っていただけませんか?」の要望に
「お~、ええよ。」と言って
造ってくださったのがこれからご覧いただく「花梨 デスク クロスポイント」です。
では、ご覧ください。

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キャップ、胴軸の木目をアップで

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胴軸のみ木目のアップ

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90度回転して

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クロスポイントのアップ

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by fullhalter | 2016-01-15 18:03 | 長原宣義さんと私

長原宣義さんの作品たち その15

象牙は、大、大、大好きな天然素材であることを既に申し上げた。
その大好きな象牙の最終回で、それに相応しく「象牙デスク螺鈿万年筆」である。

長原宣義さんは、ペンクリニックの度に店を訪ねてくださった。
また10名弱での食事会の仲間に入れてくれ、
そんな深いお付き合いの中で、私が万年筆が大好きと判っていただけたのだと思う。

話は少し逸れるが、モンブランの輸入元に入社し、
この業界で唯一尊敬している人からこんな話を聞いた。
日本で一番有名な小売店店主に、
「モンブランに最近入社した若い奴は万年筆大好きだ。」
と話したと言っていた。

またモンブラン社に初めて研修に行った3週間の期間に、
ドイツモンブラン社の人々は私がモンブラン大好きと判ったらしく、
1950年代に造られたボールペンやペンシルを何本も修理部門でいただいた。
更に帰国時には同時代の万年筆をモンブラン社の土産としていただいた。

私は欲しいとか、大好きとかは言っていないと思うのだが、判るものだと思った。

長原さんも何かその辺りを感じられて、来られる度に私の好みに合ったものを
お持ちになったのだと思う。
ただ長原さんの名誉のために申し上げるが、
「買いなさいよ。」という雰囲気は一切なく、私の好みで求めたものばかりである。
言い換えれば、それ程私の好みを判ってくださり、試行錯誤して造ってくださったのだと
感謝している。

それでは、「象牙デスク螺鈿万年筆」をご覧ください。

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ペン先はクロスエンペラー

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螺鈿は前回が8面で、今回は11面。
この辺りも同じにせず、わざわざ変えておられる。

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3本全てを並べて

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by fullhalter | 2016-01-08 16:34 | 長原宣義さんと私

長原宣義さんの作品たち その14

先週の象牙の万年筆は私好みにする為に
デスクと呼んでいたキャップトップに金属をつけ、
長く重くしてくださった。

今週の象牙はキャップは通常の形だが、
これも私好みにする為に胴軸に大好きな螺鈿を付け、
長くしてくださったモデル。

いずれにしても、私の好みを判って造ってくださったことに
感謝の想いしかない。

それでは、象牙螺鈿万年筆をご覧ください。

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ペン先はクロスエンペラー
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螺鈿部は8面で造られている
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先週のデスク象牙と並べて
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by fullhalter | 2015-12-04 13:50 | 長原宣義さんと私

長原宣義さんの作品たち その13

私は基本的に使っていて熟成するものが好きである。
今週の象牙も長い、長い時間をかけて飴色に変化し、
何とも言えない深い味わいを呈する。

ものに拘る方は同じ思いを持つ方も多いと思う。
私の望みを叶えて造って下さったのが今週の象牙デスクです。
どうぞご覧ください。

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ペン先はクロスポイント

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象牙デスクは、2本あるのだが、
もう一本は更に長くなる螺鈿が胴軸に付けられている。
その象牙螺鈿デスクは再来週にご覧いただくつもりだが、
2本並べた画像です。

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by fullhalter | 2015-11-27 14:14 | 長原宣義さんと私

長原宣義さんの作品たち その12

私は銀製品が昔から大好きだった。
セーラーではスターリングシルバー軸「銀プロ」と呼ばれている製品が造られている。
銀が大好き、螺鈿も大好きなことを知っていた長原さんが
「銀プロ」を私好みに、長い軸にする為に螺鈿を付けてくださった。
では、早速その作品をご覧ください。

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このモデルの螺鈿は11面である。

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ペン先はクロスエンペラー

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最後に通常の銀プロと並べて

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by fullhalter | 2015-11-20 13:30 | 長原宣義さんと私