フルハルター*心温まるモノ

『趣味の文具箱vol.42』

6月16日より『趣味の文具箱vol.42』が発売された。
フルハルターは、6月6日から21日まで休業していたので店に届けられたのが22日だった為、撮影、そしてブログへのアップが遅れてしまった。
いつもの様に、枻(えい)出版社『趣味の文具箱vol.42』「日本の万年筆」をページを追って紹介する。

まず表紙から

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パイロット

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パイロットのニブポイント造りが紹介されている。
以前は、ニブポイントを造っているメーカーは4社あったが、現在はパイロットとドイツのメーカー2社になった筈。
35年ほど前に実際に見たことがあるのだが、パイロットではプラチナ一層の合金粉末をプラズマ溶解で球体に仕上げているのだが、そのぺージを。

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次にパイロット漆の工程。
新しい「カスタム漆」を注文しているのだが、まだ入荷していないし、いつ入荷するのかも判らない。
その理由は、『趣味の文具箱vol.42』でご覧いただけるのだが、手作業の為、生産性が低く、大量生産が出来ない為で、そのページを紹介します。

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カスタム漆

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セーラー長原幸夫さん達。
長刀研ぎ3名のページ。

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古山さんは笑暮屋の取材。

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ジムニーの河野さんは清水編集長、井浦副編集長と房総の旅。
私が子供の頃は学校の夏休みの臨海で多くの子供たちが南房総への旅を経験し、その後も海水浴で利用していたが、今では・・・
では河野さんのページ。

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# by fullhalter | 2017-06-28 10:40 | ムック本紹介

特別生産品「スーベレーン800 ルネッサンスブラウン」 、撮りました。

ペリカン特別生産品「スーベレーン800 ルネッサンスブラウン」撮影の為の1本が送られてきた。
4月に皆さまへ紹介した画像を見て、私自身はとても好みに合っていて期待していたが、現物は少し濃く(女房は薄いと感じているが)個体差なのかも知れないし、柄が少し多いように思われるが期待を裏切ることはなかった。
色、柄は、ひとりひとり好みで良い、悪いが決まることなので店頭で必ずご自分の目で確認しなければならないことをお勧めする。
ペリカン800の特別生産品は、2010年からだと、「ブルーオーブルー」「茶縞」「バーントオレンジ」「グランプラス」「ヴァイブラントブルー」と色、柄のあるものが発売されてきたが、私の好みでは「茶縞」と今回の「ルネッサンスブラウン」が双璧である。

では画像をご覧ください。

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柄の部分のアップ

<キャップチューブ>

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<胴軸>

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このルネッサンスブラウンは茶縞と同様、首軸、尻軸が濃い茶色

<首軸>

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<尻軸>

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最後に35年前のモンブラン社出張の折、ドイツで女房への土産として買い求めたスエードのスーツをバックに。
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# by fullhalter | 2017-05-30 17:14 | 限定品万年筆

限定螺鈿万年筆「M800 輝」

ペリカン日本から限定螺鈿万年筆「M800 輝」の発売予定の案内が来ましたので、皆さまにお知らせします。

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今回のM800螺鈿は、2005年、旭光(赤)・月光(青)がセットで発売されて以来、12年振り。
以来、M1000にモデルを移して4種程発売されたが、今回は元に戻り、M800が選択された。
裏に金箔を貼った白っぽい螺鈿は初めてで、今までよりも手間をかけている。
「美しい!!」と思える出来上がりであることを願って。

製品名: M800 輝(かがやき)
価格:   ¥200,000 +税
作者:  宝舟会
仕様: M800 18 金ペン先(M)
     ピストンメカニズム
使用ケース: 専用ケース
製作数量: 388 本
国内販売予定数量: 120 本
発売予定時期 : 平成29 年 8 月
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# by fullhalter | 2017-05-09 14:00 | 限定品万年筆

特別生産品「スーベレーン800 ルネッサンスブラウン」

ペリカン社から特別生産品「スーベレーン800 ルネッサンスブラウン」が6月予定で発売される。
実物を見た訳ではないが、私にとってはとても好きな色と柄だが、皆さまにとってはいかがでしょうか?
では、ペリカン日本から送られてきた画像でご確認ください。

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Souverän® 800 Renaissance Brown
S P E C I A L E D I T I O N

価格: M800 万年筆   ¥60,000 +税
    K800 ボールペン  ¥35,000 +税
仕様: 万年筆 ロジウム装飾18 金ペン先
      (EF/F/M/B)
    ボールペン ツイスト式・337 リフィル
発売予定数量: 万年筆 1000 本
          ボールペン 250 本
発売予定時期 : 平成29 年  6 月


このモデルも数量限定の特別生産品ですので割り振りになります。
ご予約いただいても、フルハルターで販売出来るかどうか、判りません。
お気に召してくださった方は早くご予約いただければ、販売出来る可能性は高くなると思いますので、
ご検討ください。


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# by fullhalter | 2017-04-14 13:03 | 限定品万年筆

第四十話 この道40年

その前の会社を退職したのが1976年3月、30歳の時だった。
それから求職活動やアルバイトをしながら約1年後の今日、4月11日にモンブラン日本総代理店ダイヤ産業アフターサービス部門に入社した。
「この世界に足を踏み入れて40年」
会社は23Fにあった。
1年もの長い間無職の生活を余儀なくされていた私は、浜松町の1階改札を出て、世界貿易センタービルに入り、エスカレーターで2Fのエレベーターホールに行くまでの、これから仕事が出来るとの歓喜の思いは一生忘れられない。
入社当時ペン先に関しては全て外注さんにお願いしていたので、ペン先をいじることが許されていなかった。
責任者にお願いして、使えなくなったペン先を譲り受け、曲りを直したり、また曲げて直したりと会社以外でも楽しんでいた。


その内に情報を集め、書き味の直しをしたくなり、粒度の違うペーパーを集めたり、
「京都は漆の関係の仕事が多いからいいぺーパーがあるよ。」と聞けば、電話でサンプルを取り寄せた。
床屋さんがカミソリを研いでいる皮革や天然のオイルストーン、包丁研ぎの為の数万円もする和砥石も手に入れた。

沢山あった使えなくなったペン先でこれらの道具を使って調整をしてゆくうちに外注の方(この形の父上は昔ペン先を作っていた人らしい)から
「手造りのペーパーでサブローヤギシタがいいからどこか探してみたら?」と言われ、複数の問屋を訪ねた。

ある問屋で対応してくれた人は、
「幻のペーパーだよ。」と言われ、それぞれの問屋にあるだけ全て買うことが出来た。

使ってみると、これが他の道具たちとは全く違う使い心地で、かけがえのない代わるものなどない、
私にとって真の「幻のペーパー」で、今でも使っている。

では、その「サブローヤギシタの幻のペーパー」をご覧ください。
左が0/10 右が0/7で数字が大きい方が粒度が細かい。

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そのサブローヤギシタのペーパー裏のマークスタンプ

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次に今でも手元に残っている当時求めたオイルストーン

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この業界にモンブランの1950年代に造られた古い製品の修理をしてくださる方がおられた。
今から20年ほど前に仕事を止められたので、ご自宅に伺って余っていたパーツを買い取ったのだが、その時のオイルストーン。

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4~5万円で買った天然の和砥石。今は包丁研ぎの仕上げに使っている。

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では、サブローヤギシタのペーパーから始まる仕上げの工程を。
実際に使っている道具たち。
まずサブローヤギシタのペーパーは四つ切にして使っているのだが、左が未使用(または未使用部がある)
右が使用したもの。

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次に使用しているのが厚地のトレーシングペーパーにクラフト紙。
これらの紙はそれぞれ裏を使った後に表を使う。(裏の方が粗い)

トレーシングペーパー
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クラフト紙
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最後の仕上げは15,000番のラッピングフィルム。
右が未使用で、左はインクをつけて使用するのでインクが張り付いているが、これで仕上げると紙への当たりが柔らかくなる。

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興味があっただろうか…。
難しすぎるたのでは、とも思っている。

次回は、最初のモンブラン出張を…と考えています。


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# by fullhalter | 2017-04-11 08:13 | 私と万年筆