フルハルター*心温まるモノ

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ファーバーカステル伯爵コレクション ペンオブザイヤー2017 《ヴァイキング》

ファーバーカステル伯爵コレクション
- Pen of the Year 2017 -
ペン・オブ・ザ・イヤー2017  ヴァイキング 第一弾

  2003年より発表されたペン・オブ・ザ・イヤーは、希少価値の高い天然素材のみを用い1年間の限定生産として世界中のコレクターに愛されてきました。
2014年~2016年のテーマ“歴史の裏話”トリロジーを終え、ペン・オブ・ザ・イヤーに新たなステージが始まります。

  人類の歴史に大きな影響を与えた、ヴァイキング。
9世紀に西半球最大の海の支配者となった北欧の男たちは、戦いに長けた征服者、そして商人として複数の大陸を結ぶ通商網を作り上げました。
ヴァイキングのシンボルと言えるのが、竜の形をした船です。
船の斬新な構造が、ペン・オブ・ザ・イヤー2017のデザインにインスピレーションを与えました。
熟練した職人が宝石加工の技術を用い、北欧の希少な褐色の樺の木(カーリーバーチ)を薄く剥ぎ取りバレルの小片として採用しました。
キャップには、ヴァイキングの女たちに非常に人気のあった黒海沿岸で多く産する紅玉髄(カーネリアン)を施しました。
美しく輝く宝石とバレルのウッドが素晴らしい調和を生んでいます。
職人が技術と情熱を注ぎこみ、一点一点ハンドメイドで製作されています。シリアルナンバーつき。
チャールズ・フォン・ファーバーカステル伯爵の署名の入った証明書つき。

【製品仕様】
収納時:約137mm(万年筆/ローラーボール)
仕様:プラチナコーティングメタルパーツ     万年筆はピストン吸入式、18金バイカラーニブ

2017年2月上旬発売予定

世界限定生産
万年筆: 500pc
ローラーボール: 150pc

素材はカーリーバーチ(樺の木)とカーネリアン(紅玉髄)

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カーリーバーチ万年筆: 400,000円(税別)
カーリーバーチローラーボール: 350,000円(税別)
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by fullhalter | 2016-11-25 13:29 | 限定品万年筆

化石 三葉虫

もう17年~18年前になるのだろうか?
初めてお目にかかったのは。

当時はまだ医師の仕事をされていたと思うが、仕事に一生懸命な方で誠に好もしい青年だった。
それから同じ国立大学医学部の研究室を選ばれ、邁進されてきたのだが、10年近く前にロンドンに移られ、研究職を続けられてきた。

一時帰国の時はわざわざ店を訪ねてくれる付き合いを続けさせていただいていたが、今年の8月に元の職場に戻られ、家族とともに帰国された。

9年間の空白で日本に馴染むのに時間がかかりそうだと…。
特に中学生の二人の姉弟は学校の考え方の違いに悩んでいる様子で、全くロンドンの状況を知らない私でも判るような気がする。
日本の学校では正解は一つのみだろうが、答えは複数ある筈である。


以前、何度か申し上げたが、表から見れば正しいことが裏から見れば間違い、つまり長所は見方を変えれば欠点にもなる。
二人の子供さんにはじっと耐えながら自分を貫いて欲しいと願っている。
過酷なことだとは判っているが、年寄りの願いである。

帰国に際し、忙しいにも関わらず、私への土産を懸命に探してくださり、5億年前のカンブリア紀の層から出土した化石「三葉虫」をくださった。
では、その化石をご覧ください。

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by fullhalter | 2016-11-18 13:11 | 私の好きなもの

M1000 春秋、撮りました。

ほぼ一年に居作品作られているM1000蒔絵シリーズ、今年は今までに三作品作られている石蔵慎博さんの四作目、「春秋」。
実際に撮影出来ましたので、ご覧ください。

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キャップチューブ
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胴軸
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尻軸

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天ビス

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ナンバー

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これまでの蒔絵はセットで作られたものでなく、単体製造本数は88本(国内販売20本)だったが、今回の「春秋」は、製造本数が111本(国内販売25本)です。

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by fullhalter | 2016-11-11 09:55 | 限定品万年筆

第三十八話 フルハルター23歳

先日の日曜、10月30日がフルハルターの23回目の誕生日だった。

あっという間の23年間という思いもあるのだが、よく23年間も続けられたものだと思う。
お客様が私と私の家族を活かしてくださったと思い、いつも感謝しています。
ふとこの業界に入った頃のことが思い浮かび、これまでもHPで申し上げたことがあるのだが、ご存知ない方もいらっしゃるのではとの思いで、申し上げることにした。

21歳からこの道で一生をと、あるアルバイトをした。
その最初の給与で一生使えるものを求めたく、15,000円の月収の3分の2をはたいて、MONTBLANC No.14を買った。
そのNo.14をまずご覧いただくのだが、最初の給与で求めたものでなく、40年近く前にモンブラン輸入元に入社した後に買ったものだ。

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ペン先は3B
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1966年に求めたそのNo.14は、10年後にキャップチューブが割れていることに気づいた。
何故割れたのか、説明しよう。
この時代のNo.14、No.12、No.24、No.22は同じ方式で、キャップチューブ内にバネカツラという部品があり、天ビスでクリップを止めていた。
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このバネカツラの役目はクリップを天ビスでキャップチューブに固定することと、胴部分をキャップに収納した時(使わない時)に首軸部分を押さえ、締め付けて固定させていた。
つまり、使わなくともこのバネカツラが常時キャップチューブの内側から外側への圧力をかけている。
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この為に私の大切な「記念のNo.14黒軸」キャップチューブが割れた。
1976年無職だった私は輸入元を訪ね交換を依頼したところ、
「金張りのNo.74に交換した方がいいよ。」とのアドバイスに従い、No.14からNo.74に変わることになった。
この時、修理担当された方から、
「人が足りなくて…」との話を聞き、
「私、どうでしょう。」との経緯で入社が決まった。
40年近く前のことだ。
では、黒から緑に変わったが、そのNo.74をご覧ください。

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ペン先は20年ほど前に長原宣義さんに造っていただいたクロスポイント。
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40年近く使い続けた故、金張りのキャップチューブのある部分に削れ、めくれが出た。
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1960年代に製造された、このMONTBLANC No.74はある意味、私にとって「万年筆の中の総合ナンバーワン」と言えるモデルである。
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by fullhalter | 2016-11-04 08:47 | 私と万年筆