フルハルター*心温まるモノ

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贈り物

14日だったと思うが、古山さんから電話で、
「あのさ~、ドゥーニー&バークの鞄、森山さん好きって言っていたよね?」私は、
「いや~、判らないな~。」と言った。

私自身は、ブランド名を言われても判らない程、鞄には全く詳しくない。
ただ古山さんがお持ちの、そのブランドの鞄を好きと言ったに違いないとは思った。
18日に店にいらして、DOONEY&BOURKEのショルダーバッグを
「これ、プレゼント」と言って渡してくださった。

「ほぼ未使用で、昔造られたものなので、皮革が厚くていいんだよね。」
今では造られていない、と思われる程厚く、本当にしっかりとした皮革で造られていて、
素晴らしい鞄である。

自宅に持ち帰ると、モノに興味が薄い女房が、珍しく「いいバッグ」と言った。
(おまけに、あのコートを着た時に持ちたいなどと言う)

実は8、9年前にも同じことがあった。
やはり古山さんが店にいらした時、
「これ」と私に差し出したのが、信三郎帆布の手さげだった。
「何?」と聞くと、プレゼントということだったのだが、
私は人からものをいただくことが苦手で、その瞬間迷惑そうな表情だったに違いない。
見ると、紫。
好きな色だったのでいただいた。

持ち帰ると、ものが増えることを何より嫌がる女房が、
一目見て、いいバッグと言った。
以来、近所の買い物にほぼ毎日のように使い、今ではかなり味が出ている。
この手さげがダメになっても、また信三郎帆布を買うつもりだと言う。

この話を伝えると古山さんは、したり顔で「そうだろう」と…。
私という奴は、本当に失礼な奴、自分自身で実感し、反省している出来事だった。

では、そのDOONEY&BOURKEの鞄をご覧ください。
(おそらくは20年以上前に造られたものだと言っていた)

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蓋を開けると見える刻印。
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内部側面に付いているタグ、これが付いているものは古いと言っていた。
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ギャランティーカードまで中に入っているということは、ほぼ未使用と思う。
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サイズ: 26cm×21cm×10cm
丁度よいサイズです。


次はオルタスの小松さんからの贈り物です。
21日に小松さんが店を訪ねてくださった。
その時に、
「これ、受け取ってください。」と手提げ袋を差し出した。
袋から出し、包装紙を外して、もの凄く驚いた。
「BLACKADDER」の「COGNAC BRUGEROLLE Grand Champagne 1993」のラベル。
Bottled December 2014
Bottle no five of 134 だったから。

私では買う決断など出来ない程の価格であろう。
「1993」は、私が店を始めた大切な年であることから小松さんが選ばれた筈で、
それがもの凄く嬉しい。

数少ない、心から尊敬できるお二人からの贈り物に、心がほっこりする年末になりました。
では、その「グランシャンパニュー コニャック1993」をご覧ください。

外箱から
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このラベル、素敵だと思いませんか。
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素敵な贈り物を並べて。
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古山さんはずっと前に私が好きと言った鞄を忘れずに、これを森山にと思い続けてくださり、
その気持ちが本当に嬉しく、小松さんは開業の年に合わせて、とてつもなく高価なコニャックを。
お二人の思いの込もった贈り物で、歳を越す喜びを皆さんにお分けしたい。

一年間、ありがとうございました。
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by fullhalter | 2015-12-25 16:39 | その他

Fugee 万年筆ケース

あの古山さんが藤井さんに鞄をオーダーしたのが、10年以上前だったと思う。
当初、古山さんのデッサンが藤井さんのイメージに伝わらず、何度か話し合い、藤井さんが、
「あ~、ゴジラの卵ね。」と言い、伝わったと聞いている。
その鞄は、左右に絵の道具入れと万年筆ケースが付いていて、万年筆ケースは金具で止める方式だった。

本来、革小物に金具が付いているものより全て革で出来ているものの方が好きな私だが、その万年筆ケースの金具がもの凄く気に入ってしまった。
いつの日にか同じものを造ってほしいと強く願って、「3工房合同展示会 Real Bespoke」の前だったと記憶しているが、思い切ってお願いした。
「あの古山さんのと同じ金具を使ってブライドルネイビーで、縦と横のバランスが一番良いのでは、と私が思っている4本差しを造ってください。」と。

実に素敵な、藤井さんの思いのこもった万年筆ケースになっていた。
では、ご覧になってみてください。

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他にも藤井さんの万年筆ケースは2種あるのでご覧ください。
初めは古山さんの著書、「カバンの達人」(枻(えい)出版社)で「森山さんの口金式棒屋根型ボストンバッグ」として載っている鞄を藤井さんに造っていただいた時、同じドイツカールフロイデンベルグの皮革で造って下さった3本差し。
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次に、ブライドル、焦茶で藤井さんのブログ、12月8日ダークな赤いステッチと同じダークな赤の糸を使っている(?)と思われる5本差し
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3本並べて。
4本差しが縦、横のバランスが一番良いのでは、と思っていたが、並べてみるとどれも良いことが判った。
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金具を使ったものとの違いはベロ(?)の厚さ。
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凄く斜めに針を差し込んだ縫い方で造られており、藤井さんの所で求めた私のグリーンのショルダーバッグと同じ縫い方。
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ここの真ん中の縫い方が大変だそうで、もの凄く短い針でペンチ(?)を使わないと縫えないと言う。
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by fullhalter | 2015-12-18 10:45 | 私の好きなもの

『趣味の文具箱vol.36』

『趣味の文具箱vol.36』が送られてきた。
vol.36のメインはインクで、54ページにわたり特集されている。
今は各メーカーとも新しく、そして多くの種類のインクが発売されているし、
インクだけ造っているメーカーも多い。

では、表紙からご覧ください。
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ここのところ、毎号協力され、多くのページに登場されている小日向京さん。
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この方も毎号登場されている河野仁さんのページ。
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今号の古山さんは「ふでDEまんねん今昔物語」で登場。
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「1980~90年代の万年筆」が6ページ。
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by fullhalter | 2015-12-11 12:19 | ムック本紹介

長原宣義さんの作品たち その14

先週の象牙の万年筆は私好みにする為に
デスクと呼んでいたキャップトップに金属をつけ、
長く重くしてくださった。

今週の象牙はキャップは通常の形だが、
これも私好みにする為に胴軸に大好きな螺鈿を付け、
長くしてくださったモデル。

いずれにしても、私の好みを判って造ってくださったことに
感謝の想いしかない。

それでは、象牙螺鈿万年筆をご覧ください。

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ペン先はクロスエンペラー
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螺鈿部は8面で造られている
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先週のデスク象牙と並べて
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by fullhalter | 2015-12-04 13:50 | 長原宣義さんと私