フルハルター*心温まるモノ

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ミネルバリッシオの熟成…grigio

イタリアのミネルバは私が大好きな皮革と何度か申し上げてきた。
その理由は、熟成が早く、傷が目立たないこと。

今回ご覧いただく色は、グリージオ(グレー)。
初めて見た時、「これはグリーンぽく変化してくれるのでは」と思い、選択した。
思っていた通り、通勤の電車での熟成に応えてくれ、私の好きなグリーン系になってくれた。

ある程度熟成したところで、お客様にご覧いただく為に店に並べて置いたのだが、
そのグリーン系になったグリージオ、陽のあたる表側が今度は徐々にカーキ色に変化していった。
これはこれで、また味わいを深めてくれて、私にとっては素敵な熟成となった。

余談だが、グリージオのBibleを求められた方がある時、
「森山さん、こんな色になったんだけど。」と言って目の前に出された。
拝見すると、カーキ色に変化していた。
研究室やご自宅の窓越しで陽のあたる場所に置いているからでは、と話したことがあった。

万年筆も皮革製品も愛情を持って接し続けると熟成してくれるし、使用している人の個性を表現してくれる。
先の方も勿論そうだのだが、モノにこだわるお客様が多いフルハルターで私は日々幸せを感じている。
では、イタリア ミネルバ リッシオ ワイルドスワンズをご覧ください。

まず、未使用のClipper(キーケース)

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次に熟成したSting
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                                 陽に当たらなかった裏
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未使用と熟成の比較
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by fullhalter | 2010-11-26 12:58 | 皮革製品

ペリカン社特別生産品M320ルビーレッドについて

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M320(M300系)は、通常<BB>のペン先では出荷されない。
過去に発売されたM320 オレンジ/グリーンもそうだったが、ドイツからは<BB>以外のペン先で出荷されたものをペリカン日本でパーツとして取り寄せた<BB>に変えて日本の市場には出荷される。

おそらく、現在研ぎ出し調整している「M800ブルーオー’ブルー」も特別生産品の為、<BB>や<3B>がそれに該当していて、この二種のペン先は製品の発売が遅れたお陰で、ペン先だけが先行入荷した。
その為、ペン先の太さが決まっていて、データもある方々の分は、製品が入荷する前に研ぎ出し調整を済ませることが出来た。
従って、製品が入荷してからの一斉研ぎ出しをすることもなく、順調にお渡しが出来た。

「M320ルビーレッド」も<BB>のペン先が既に入荷していて、フルハルターでは研ぎ出し調整出来る状況にあります。
ご予約されている方は、お早目にご来店いただき、ご要望されるペン先の太さを決めて下さるよう、お願いいたします。

既にデータがあり、ペン先の太さも決まっておられるお客様の分は順次研ぎ出し調整にかかり、本体が入荷いたしましたら、早目にお渡し出来る様、心がけさせていただきます。
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by fullhalter | 2010-11-19 10:44 | 限定品万年筆

C.O.U.2周年記念

10月14日、C.O.U.ブログで11月1日の2周年記念を10月30日にし(偶然にもフルハルター17周年の日)、
「C.O.U.のオープン2周年を記念しまして、アメリカ・ホーウィン社のコードバンを使用した
WILDSWANS(ワイルドスワンズ)の革小物を販売致します。」という告知があった。

何と、ブラックとダークバーガンディの2色とあった。
ダークバーガンディ…何たる心地よい響き。
この響きにやられた。

早速、鴻野さんにお願いし、見せていただいた。
「ダークバーガンディは特に一枚一枚違うんですよね。ブラックは光沢のあるものが多いんですけど、ダークバーガンディは艶も出ていないものも多くて」と鴻野さん。
この光沢のない奴がどんな変化をし、熟成してくれるのか。
とてつもなく愛おしい奴になってくれるかもしれない。
(ケーズファクトリーさんの社員が先行して使っているが、既に変化しているとのこと。)
コードバンは堅いという概念を持っていたのだが、ホーウィン社のシェルコードバンは柔らかい。

私は知らなかったが、アメリカ「オールデンのコードバンの靴」と言えばある種の方々の垂涎の的だと言う。
そのオールデンに使用されているのが、ホーウィン社のコードバン。
息子曰く、「いつか絶対オールデンのブーツを履く」という程のものらしい。

7種の記念モデルのうち、2種の撮影が出来ましたのでご覧ください。

                       

                         大型札入れ/WAVE(ダークバーガンディのみ)
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このWAVE、家族は大いに評価していた。
私と違い、「モノ好き」ではない女房でさえも。


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ダークバーガンディは場所によって相当色が違う。
同じ撮影条件で写したもの。

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なお、ご覧いただいたホーウィン社のシェルコードバン使用のC.O.U.2周年記念は残り少ないようです。
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by fullhalter | 2010-11-12 17:09 | 皮革製品

『NOTE&DIARY』 vol.5

枻(えい)出版社の『NOTE&DIARY』 Style Book vol.5が発売された。

フルハルターでも多少の係わりを持たせていただいた満寿屋さんの「MONOKAKI」はじめ、中谷でべそさん、
「趣味の文具箱」にも登場された広島の中島美樹夫さんの味わい深き絵が掲載されています。

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by fullhalter | 2010-11-12 10:43 | ムック本紹介

『男を磨く』

ギャップ・ジャパンからガイドブックシリーズ25 『男を磨く』が発売されている。
いつだったかは定かでないが、ギャップ・ジャパンから電話で「取材をしたい」との話があった。
平日の10時に来てもらい、小一時間話をさせていただいた。

その掲載誌が先日送られてきたのだが、内容がなかなかのもの。
ほぼ職人仕事で、鞄・靴・スーツ・ワイシャツ等々、興味深いものばかり。
“NEW STANDARD”として「満寿屋のMONOKAKIノート」も出ている。
ページを進めてゆくと、“誂える”にはスーツ、ワイシャツに続き、「CLEMATIS」の小松さん、高野さん。
そして、「Fugee」の藤井さん、金原さんが。
嬉しい限りである。

“小物にこだわる”でフルハルターが紹介されている。

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                         このトートバッグ、古山さんが「いいよ」と言っていた


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by fullhalter | 2010-11-12 09:41 | その他

古山ギャラリー Vol.5

現在はロンドンに住んでいる古くからの友人の一時帰国に合わせ、10月29日に食事をする予定があった。
丁度その日、古山画伯から電話があり、
「今から行ってもいい?」
そして数時間後、また、また物々交換としての作品を渡されることになったのである。

「あのペン先たち凄いよ。この絵も、これらのクロッキーも1本で描いたんだよ。」と。
8月6日、(新)古山ギャラリーでも申し上げた通り、画伯が持っている万年筆30本のペン先加工をした。
その万年筆たちの中のどれかを使った作品を持ってきてくれたのだ。
気に入っていただけたことは嬉しい。
が、道具は使い手次第。
ここまで自由自在に使いこなす古山画伯に感服である。
究極の使い手、達人である。
では、まずその作品から。

この絵はアクリル絵具5色を振りかけ 和紙を貼り、
その上に私が加工した万年筆で描いている。
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同じ色の線は1本のペン先で描いているので
太さの違いを見て欲しい。
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これらも同じペン先で描いているが、一枚のクロッキーは2分半
精神をイタコ状態にしないと描けないという。
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これらの絵と10枚程のクロッキーをいただいた後、枻(えい)出版社から発売される古山画伯『カバンの達人』のゲラを見せていただいた。
第一弾の『鞄が欲しい』(文庫本)に比べ、今回はA5判で鞄の絵が100点以上、256ページ。
私が嬉しかったのは、Fugeeさんの鞄からはじまり、クレマチスの小松さんの鞄や高野さんの鞄も掲載されるらしいこと。
今から発売が楽しみで、フルハルターでも取り扱う予定である。

更に物々交換は続いた。
世界の金賞を取ったニッカのウイスキー『SINGLE CASK MALT WHISKY !2 YEARS OLD Sherry&Sweet』。
「仙台宮城峡の限定で56度もある奴、スゲー旨いよ。銀座のバーで一杯飲んだらえらく高くてぼられたよ。」と笑っていた。 「アベラワーのアブナックともアブーナとも言われているスペイサイドのスコッチなんか60.5度だったよ。俺はストレートじゃ飲めないけど友人たちは飲んでいて、凄く旨いと言っていたよ。」と少々ウイスキー話。
「じゃー、前に約束した久保田25周年吟醸原酒とこれも物々交換ね。」
では、そのウイスキーです。

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その後古山さんを交え、食事会となった。
万年筆のこと、鞄のこと、裏話も多く、楽しいひと時を過ごすことが出来た。

『カバンの達人』 ムック
著者:  古山 浩一
発売:  2010年12月10日 予定
価格:  本体1,600円+税
判型:  A5 (210×148㎜)
ページ数:232ページ
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by fullhalter | 2010-11-05 17:57 | 古山作品