フルハルター*心温まるモノ

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ペリカン特別生産品フルハルターの販売について

ペリカン特別生産品 M800 ブルーオー’ブルーは入荷し、順次調整も済み、お渡しも始まっている。

同じ10月に発売を予定していたM320 ルビーレッドの入荷情報はまだない。
このモデルは2月発売予定から始まり、3月、7月、10月と3度も変更され、更に10月ももう終るというこの日になっても、である。
私が一番楽しみな特別生産品101N復刻も、11月、12月の予定が来年の4月に変更。

これは全く私の個人的見解なのだが、ドイツ出張の折に買い物に行って感じたことは、売り手と買い手が全く対等。
下手に商品に触ろうものなら、「ドン・タッチ」と怒鳴られる。
この経験からの推測だが、「メーカーが何かの事情でまだ造れていないのだから仕方がない。」で問題なく済んでいるのかもしれない。
それはドイツハンブルグだけなのか、欧米がそうなのかは判らないが、いずれにしても日本のマーケットとは違う。
ただ、ペリカン日本はそのマーケットで商品を提供しているのだから心しておかないといけないし、逆に気の毒にも思う。
発売予定の遅れは、老舗の専門店、デパート、小売店、そして、フルハルターにとっても悩み多きことであることは間違いない。

ここでもう一点皆さまに申し上げておきたいことがあります。
殆どの方は既にご存知かと思いますが、フルハルターではM320 ルビーレッドも101N復刻も全てのペン先の太さを
<BB>から研ぎ出し調整をして販売する。
更に来店いただき、使う方の筆記角度に合わせ、一人一人の形状にオーダーメイドして渡している。
つまり、フルハルター以外の販売店のように、入荷したらすぐにという訳にはいかないのです。

特に101Nは予約も多く、全ての方にお渡し出来るのに何ヶ月かかるか予測がつきません。
何故今このようなことを申し上げるかと言うと、「他店では既に売っているのに何故?」という方が少なからずいらっしゃるだろうと思うからです。
予約されている方の中で、入荷したら直ぐに欲しいという方はキャンセルしていただいても構いません。
直ぐに欲しいという気持ちは私にもよく判りますから。

ひとり、ひとりに合わせた研ぎ出し調整をしてのみ販売していることに、どうかご理解くださいますよう、お願いいたします。

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by fullhalter | 2010-10-29 17:43 | お知らせ

M800『ブルーオー’ブルー』

待ちに待ったM800 ブルーオー’ブルーが入荷した。
800系の数量限定品は過去から現在に至るまで数多く発売されたが、トレド系であったり、ウォールストリート、ゴルフの様に胴軸に金属(24Kプレート、ゴルフクラブ)が付いているものが多かった。
キャップ軸や胴軸の透明な製品としてグリーンの透明、ブルーの透明(ブルーオーシャン)、そして約2年前に発売された無色透明のM800デモンストレーター。

今回のブルーオー’ブルーは、800系としては軸に加飾されていない、また無地の透明ではない、初めての製品として私自身が待ち望んでいた、楽しみにしていたモデルである。
ブルーを幾重にも重ねたように見える模様に、とても惹かれていた。

入荷したそれを見ると、室内ではある程度の濃さはあるが、光に照らすとその色合いは薄くなり、以前に発売され、色合いが何とも言えず気品に満ちていた「ダイダラス~イカルス」に似ている。
「ダイダラス~イカルス」に柄を付けた様なモデルの様に私の目には映る。

また皆さんが大いに望んでいた金属プレートの天冠に変わった。
現在の天冠のプリントマークは、以前を知る人には評判がよくなかったが、その部分も変えてきたのである。
マークは、それら製品を造りし人の顔であり、思いを表現している部分。

軸の色、柄とともに、顔であるマークも同時にその思いを表現した、M800 ブルーオー’ブルーを是非ご覧になってください。

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10年以上前のM800の天冠と並べて
左:ブルーオー’ブルー 右:旧
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[ 販売価格 ]
M800 万年筆  …¥55,000 +税
K800 ボールペン …¥32,000 +税
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by fullhalter | 2010-10-22 14:05 | 限定品万年筆

沈金

漆加飾には「蒔絵」「螺鈿」等あるが、「沈金」もそのひとつ。
研ぎ出し高蒔絵「肉合」は夢舟さんに依頼し、数本持っている。
また螺鈿はペリカン日本で造られたものが手元にあるので、沈金が欲しいと思っていた。

ある方に相談したところ、「この人がいいと思う」ということで紹介されたのが今回ご覧いただく輪島の漆芸家、古込(ふるこみ)和孝さん。
紹介者から古込さんの作品が掲載された本が送られてきた。
「狐」だった。
「動物が得意の様ですよ。」と言われていたので、輪島の漆芸展が開催されていた日本橋三越でお目にかかり、直接「北極狐」を描いてくださいとお願いした。

キャップには親狐、胴軸には二匹の子狐。
親狐は振り向いて子狐たちを気遣っている絵にと。
そして出来あげってきたのが、これからご覧いただく『白狐』。
これも全体をご覧いただけないので、部分、部分の画像ですがお許しください。

親狐
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子狐
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親狐首部
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親狐腹と足
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親狐尾
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ススキ
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≪ 作者の言葉 ≫
毛彫りという技法は、輪島では一子相伝の技術と言われ、創始者は、板谷光治氏です。
2代目が息子の板谷伸治氏、それから私に受け継がれた技法です。
同職者の間では、どんな刃物でどのような刃の研ぎ方で、どのように彫っているか?さえ謎とされています。

白狐ということで、蓋には親狐、身には子狐2匹、背景にはススキの葉を彫り、露を銀の玉に象嵌にし、白狐の目は夜光貝を入れています。
蓋と身に親狐、子狐と分けたのは、いずれ来るであろう子別れを思いに分けてみました。

万年筆で毛彫りは初めての事でいろいろと戸惑い、困惑もありましたが、何とか彫れ、安堵いたしました。


≪ 作者紹介 ≫
漆芸家 古込 和孝

昭和52年 輪島生まれ
平成 9年 枕金師 加治武氏に年季明けを許される。
平成10年 枕金師 板谷伸治氏に年季明けを許される。
平成10年 毛彫り習得
平成10年 兼六茶会展に初出品、初入選
      以来数多く作品展に出品、入選を重ねて今日に至る。
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by fullhalter | 2010-10-15 13:32 | 愛しきものたち 

ミネルバリッシオの熟成…oliva

ワイルドスワンズ 革小物 イタリア製ミネルバの熟成については何度も申し上げてきた。

今シリーズのきっかけは
店の棚に置いて皆さんにご覧いただいているうちに
ガラス越しではあるが
太陽光が当たって色が変化してしまったこと。
これを見て、是非ご覧いただきたいと思ったのである。

その色は今週の“oliva”と後日ご覧いただく“grigio”。
“oliva”はオリーブ色で、グリージオはグレー。
私の目にはともにグリーン系に映った。

使ってゆくうちにグリーンが深くなってきて
第一印象が正しかったことで更に好きになれた。
画像でその変化がお判りいただけるか自信はないがご覧いただきたい。

使い込んだstingから
                                 光が当たった表面
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                                光が当たらなかった裏麺
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                          次に未使用の4本差しペンケースQuartetとともに
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                             光が当たってカーキ色っぽくなった表面
                        当たらず深いグリーンのままの裏面の違いが判るのでは
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by fullhalter | 2010-10-01 13:35 | 皮革製品