フルハルター*心温まるモノ

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「Fugeeのしごと 16点の鞄展」5

とっても楽しみにしていた“Fugeeのしごと 16点の鞄展”の作品たち。
先週の第四回で半分の8点をご覧いただいた。
今週から後半の8点に入る。

1点目は、イタリアのなめしのアタッシュケース。
使い込まれた、いい味わいが出ている。

2点目がゴート(ヤギ皮)で造られた藤井作品としてはちっちゃなグレーのボックス形の鞄。
私は万年筆もロゴもちっちゃいのが好き。
そのちっちゃなモノ好きな私にとってこの鞄は魅力的で、更にボックス形が私を惹きつける。

その内に、ボックス形の藤井鞄が欲しいと思うのだが、残念ながらお願いすることは無理。
その訳は、武士の情け、聞かないでくれ。

では、イタリア タンニンなめしのアタッシュケースから。

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次に、ゴート ちっちゃなボックス形鞄
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by fullhalter | 2010-03-26 09:16 | 私の好きなもの

「Fugeeのしごと 16点の鞄展」4

今週はシュリンク カーフで造られた携帯用のワイン、グラス、コースターを入れる鞄。
誰がどんなところで、どんな人たちとワインを飲む為に依頼したのだろうか。
私には想像がつかない。
粋な人、モノ好きな人、いろいろ考えても想像力の乏しい私にはその場面が浮かばない。

一方、造り手の藤井さんは大いに頭を悩ましたに違いない。
ボルドーでもブルゴーニュでも、またワイングラスも含めて如何に持ち運びで安定を確保するか。
悩み、苦しみ、知恵、知識を総動員して出来上がった作品に違いない。
悩み、苦しみが大きければ大きい程、それを成し遂げた時の喜びはそれに正比例して大きくなる。
それが職人の、否、全ての仕事について言える真理。
常に藤井さんはその大きな喜びを得ているし、その為に仕事をされている方である。

もう一方の薄いグリーンというよりは鶯色のシュリンク カーフは藤井作品としてはとてもちっちゃな、可愛い円筒形のバッグ。
この中には何を入れて連れ歩いているのか。
女性のバッグの中身については全く判らない私にとっては、これも想像がつかない。
このバッグだったら、中に一杯詰め込まずに、少しゆったりとした状態で使えば合うのでは、とも思うのだが。

では、ワイン用鞄から

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次に、鶯色のちっちゃな可愛いバッグ
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by fullhalter | 2010-03-19 17:39 | 私の好きなもの

「Fugeeのしごと 16点の鞄展」3

2月16日の初日にお祝いと写真撮りの為に伺った“Fugeeのしごと 16点の鞄展”。
最終日の前日の27日(土)にも私を含め6人で再度伺った。
既に5~6人の先客があり、すぐに藤井さんご自身による、それぞれの鞄の説明があった。
一点一点にそれぞれの思いを話してくださった。
聞いている人にはそれぞれの思いがあったとは思うが、造り手から直接聞けることの幸せ。
至福の時であった。

藤井さんと初めてお会いしてから何年経ったか定かではない
十年前後なのだろうと思う。
初めての出会いの時に、人として職人として惚れてしまった。
その後も決して裏切られることなく、益々惚れ込んでいる。

「モノに惚れ、それを造る人に惚れる」ケースと、「人に惚れ、そしてその人の造りしモノに惚れる」ケース。
私には二通りあるが、藤井さんは後者のケース。
折に触れて申し上げているが、モノは造りし人の思いがその中に凝縮するので、モノを見れば造る人が、人を見れば造るモノが見えてくる。
それが、本当の職人仕事。
長い付き合いの中で今回初めて藤井さんご自身から聞いた嬉しい話がある。
「僕はね、どこのタンナーのどんな皮革ということに殆ど興味がないし、余り知識もないんだよね。お客様にあの革とか言われても、え~?ということがあるんだ。知らないというより、興味がないんだ、皮革商社や問屋で実際に見て、これという個体があると、その革でどんなモノに造りあげたいが見えてくるんだよね。」
「私も一緒です。」
万年筆の世界も一緒で、例えばモンブランのこの時代のこのモデル、あるいはこのペン、というだけで一人歩きしている。
全体としてはその時代のそのモデルということで、一定方向の傾向があることは確かである。
だが、私が最も大切なことだと思っているのは、工業製品である万年筆といえども、ペン先、ニブポイントは“個”の世界。
同じ時代の同じニブポイントのペン先と言えど、同じモノはない。
だから私は、その1本のペン先の個性に惚れ込むものが見つかった時に他人には言えない、他人には判らない喜びを感じるのである。

どんな仕事をしていても、職人とはそんな風でありたい、と思っている。
藤井さんの思いは、私にはよく判る。
最初の出会いで惚れ込んだことが間違っていなかったという気持ちが今、更に深くなった。
人を、見る目の確かさに自画自賛。

では、モノが物語る鞄をご覧いただこう。

「ライカとペットボトルを一緒に入れられるショルダーで、ワンタッチでリョックになる」という依頼主の要望で造った鞄
画像では判らないが、裏にその仕掛けがある。

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使い込まれた同じイタリア タンニンなめしのボストン

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どちらもいい風合い、味わいである。
どんな人がどんないでたちで持ち歩いているのか想像がふくらみ、楽しくしてくれる。
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by fullhalter | 2010-03-12 13:55 | 私の好きなもの

ペリカン社限定品加賀研出高蒔絵「舞妓」

ペリカン社から限定品蒔絵万年筆『舞妓』が発売される。
第八回の今回は、13作品目である。
過去には
第一回 『草木兎虫文四季揃』…桜花春蝶・朝顔夏蛍・紅葉秋虫・雪輪冬兎
第二回 『源氏物語』…光源氏・葵の上
第三回 『六瓢 宝尽し』 
第四回 『龍と鳳凰』
第五回 『敦煌天女』…この作品の作者は石蔵慎博さん
第六回 『唐獅子』…これは珍しくフルハルターで販売した唯一の作品で、私も好きである。
第七回、中村省三さんの『連獅子』。
他には、『旭光 月光』、沈金『桜舞 紅葉』がある。

今作品の作者は、橋野瓢豊さん
大変高価な芸術品だが、鑑賞用ではなく、使えば使う程味わいを深めてくれるのが肉合蒔絵であると私は確信している。
過去の作品を含めて実際に使っていられる方がおられるのか疑問ではあるが。
フルハルターで販売した『唐獅子』は通常の万年筆同様に使用されている。
願わくば使って熟成させて欲しい。

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1.本体価格: 520,000円 +税
2.仕様
   ペン先 : ロジウム装飾18金(M)
   キャップ・胴軸・天冠 : 肉合研出高蒔絵
3.作者 : 橋野 瓢豊 作者名は胴軸に蒔絵で表示
4.製作数量 : 世界限定88本 (国内販売予定 20本)
5.発売時期 : 平成22年3月下旬
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by fullhalter | 2010-03-05 13:33 | 限定品万年筆