フルハルター*心温まるモノ

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MARI

山崎夢舟さんの新作を 久し振りにご覧いただけることに喜びを感じる。

夢舟さんは、山中漆器「木地」 「蒔絵」 「上塗り」部門のイベントの実行委員長として、2月から多忙な日を送られていた。
その合間を縫って、出品する作品を造られたのだろうと思う。
このイベントには、脳科学者の茂木健一郎さん、料理研究家である海豪うるるさんの講演会もあったという。

イベントに出品した作品5点が送られてきたので、撮影をした。
今回は、作品が店に届いた為に自宅で天候を見定めながら、じっくり時間をかけて撮影することが出来ず、映り込みや反射があることをお許しいただきたい。

一回目の今回は海豪うるるさんのご希望により造られた『MARI』
私にはどんな使い方をするのかよく判らないが、夢舟さんとうるるさんのコメントから皆様がご推測ください。

では、作者の言葉から。


【 作者の言葉 】

・海豪うるるさんと協同開発し造った器 「MARI」  
去る10/3,4日にJAPAN「漆」YAMANAKA2009と言うイベントのときに出展した作品を  これから5点紹介させていただきます。  まずはこのイベントの説 明をいたします。このイベントは毎年、山中温泉で行われていて 木地、塗り、蒔絵の  新作発表会で展示即売も行われていて今回は特別企画として、茂木健一郎さん 「脳科学者」と 海豪うるるさん「料理研究家・料理エッセイスト・奈良市観光大使」をお呼びして 講演会をひらきました。この企画は今年の2月から準備しており茂木さんとは2度、海豪さん とは3度ほどお会いし て、料理研究家である海豪さんの考える器を造ったら面白いのではと 木地師の中嶋武仁さん、塗り師の亀田泰さんそして蒔絵師の私が色々意見を出し合いながら 造った器です。蒔絵に関しては季節にとら われない花とツルを組み合わせたデザインにしました。 また今回のイベントなど作品が雑誌「UOMO」11/24日発売、1月号に載る予定です。 

・海豪うるるさんのコメント
漆器を多く皆様に使っていただくため、その魅力を引き立てる可能性の一つを提案したくてデザインしました。日常性と非日常性の調和を狙っています。日々の食卓で使用でき、1つで7役「汁・飯椀・主菜皿・平皿・ナフキンホルダー・箸置き・高台」組み合わせで2人用遣いにもなりながら、収納性も確保しています。合わせて、芸術品やインテリアとしても成り立ち、鑑賞を楽しむしつらえの中にもおさまりを良くしたつもりです。


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by fullhalter | 2009-10-30 13:23 | 夢舟の作品達

MONT BLANC ロレンツォ・デ・メディチ

今から17~18年前のこと。
私はモンブランの日本総代理店に勤務していた。
品質管理、アフターサービス部門にいた私には新製品や限定品の情報は直ぐには入ってこなかった。
何時だったかは憶えていないが、私にもモンブランが限定品を造るという情報が入った。
それは『ロレンツォ・デ・メディチ』というらしい。
しかし、価格が225,000円(本体価格)。
(そんな高い万年筆売れねぇ~よ)が私の偽らざる感想。
ただ、実際にサンプルを見たらこれが凄い。
スターリングシルバー軸に手彫金が施されて、更に私が好きな八角形。
ストレートの円筒形も好きなのだが、何故か角型が私の好みに合っていた。

私が持っていた1920~30年代のモンブランや、酒井さんが造られた様な国産のインク止め式の万年筆にも八角形のものがあった。
円筒形がメインの中に八角形(六角形でも十二角形でもいいと思うが)の万年筆があって欲しい、と思っていた。
常々そんな思いがあった私には待ちに待った姿、形、そして素材だった。

それにしても、高すぎる。
今ではこの万年筆業界でも二桁万円の万年筆は珍しくはなくなったが、当時では有り得なかった。
女房には内緒の金で求めてしまった(共感してくれる方も居られる筈)。
それ程魅せられてしまった、モンブラン『ロレンツォ・デ・メディチ』。
今でも私にとっては、「パトロンシリーズ」の中で群を抜いて好きな、『ロレンツォ・デ・メディチ』である。

余談だが、モンブランでは当時発売後3か月で売り切れると見こし、その指示もあったようだ。
私は、(そんな訳ねぇ~だろう)と思っていたのだが、退職し、店を始めてから聴いた情報によれば、外国からデパート価格で買いに来ていた外国人達も居たと言う。
つまり、225,000円で買い求めても直ぐに倍で売れるというのが、諸外国の状況であった。
(そんな訳ねぇ~だろう)と思った私は、完全に間違っていたということだ。
モンブランが3ヵ月で売り尽くせると判断したことが正しかったということで、しっかりとしたマーケティングに裏付けられていたことが証明された。

それでは、現在でもシリーズとして続いている「パトロンシリーズ」の第一回目
1992年発売のMONT BLANC 『ロレンツォ・デ・メディチ』をご覧ください。

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このモデルには手彫金された面が4面、それぞれのサインも彫られている。
3人のサインを並べて
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私の知っている範囲では(日本に入荷したもの)彫し師は7人
それらのサインを当時手書きで残したものを
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今も私の手元には『ロレンツォ・デ・メディチ』が表紙に掲載された“Pen World”と発売NEWS、説明書が入ったホルダーがある。
これは別セクションの営業企画がモンブラン社と打ち合わせして作ったもの。
何の為に、どの様な使い方をしていたのか私には判らないが、これから造り続ける「限定品」への思いの表れの様に思う。
では、そのホルダーをご覧ください。
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次回は、「パトロンシリーズ」の第二回『オクタビアン』を予定しています。
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by fullhalter | 2009-10-30 11:23 | 愛しきものたち(筆記具)

満寿屋 葉書大メモ用紙

満寿屋さんは現在四代目。
そして店にいらして下さっている方は五代目という老舗。
日本の文壇では「満寿屋の原稿用紙」と言えば、いい意味でのブランドである。
若い作家はモンブランNo.149で満寿屋の原稿用紙に、というのが夢であり、最終目標であった。

それ程の老舗が何十年振りかで新製品を作った。
それ程の老舗だからこその、何十年振りになるのが必然であったのだろう。
五代目の川口昌洋さんが訪ねてくださり、こう言われた。
「満寿屋にとって何十年振りかの新製品です。特に葉書大のメモは私の思いが強いんですが。」
これがいい、可愛い。
使うのを躊躇うくらい、いい。
自宅に持ち帰り、家族に見せたところ、案の定絶賛だった。
こんなメモ用紙にちょっとだけ万年筆で書いて渡された人は絶対に嬉しい、喜ぶ筈である。

店にも商品を置いて販売いたします。
お申し付けください。
では、葉書大のメモ用紙の画像をご覧ください。

価格: 税込263円 50枚
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***

価格: 税込399円 各色20枚60枚
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このモデルのみ川口さんのお知り合いのデザイン
新製品中の新製品
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by fullhalter | 2009-10-30 09:21 |

Dunhill ボールポイントペン

1960年代から1970年代にかけて造られたであろうと思われるDunhill。

この時代はDunhillに限らず男性ブランドの筆記具類は金、銀の無垢製品が多く、味わい深いが高価であった。
今週はDunhill 9金無垢の三回目で、ボールポイントペンです。

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【 仕様 】
素材:全て9金無垢
太さ:キャップ…9.6mm  胴軸 …8.9mm
長さ:122.5mm
重さ: 19g

【 価格 】
この製品もデータが無いので価格は判らない。
だが当時のDunhill の金無垢、9金と言えども高い、もの凄く高かったのでは…。
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by fullhalter | 2009-10-23 10:55 | 愛しきものたち(筆記具)

Dunhill 四色フエルトペン

私は金でも銀でも張りやプレートものより無垢が好きだ、と申し上げてきた。
それは私だけでなく皆さんそうだと思うが、高いし、造られていなくて…ということだろう、と思う。

今週も先週に引き続き、9金無垢。
Dunhill フエルトペン。
私がいつも持ち歩いているボールペンは、S.T. Dupont 銀無垢のフエルトペンにボールポイント芯を入れている。
これも私の好みになるのだろうが、ボールポイントペンとして造られたものよりも フエルトペンにボールポイント芯を入れて使う方が好きである。
では、Dunhill フエルトペン 9金無垢をご覧ください。

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【 仕様 】
素材:全て9金無垢
太さ:キャップ…10.0mm  胴軸 …8.4mm
長さ:128.5mm
重さ:22g

【 価格 】
この製品もデータが無いので価格は判らない。
だが当時のDunhill の金無垢、9金と言えども高い、もの凄く高かったのでは…。
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by fullhalter | 2009-10-16 10:43 | 愛しきものたち(筆記具)

Dunhill 四色ボールペン (2)

先週 Dunhill スターリングシルバー四色ボールペンをご覧いただいた。
今週は同じデザイン、彫りの金無垢をご覧いただきたい。
金無垢と言っても、18金や14金ではなく、私の知識では当時主にイギリスやヨーロッパで認められ、使われていた9金である。

私はロールゴールドやゴールドプレート(シルバープレート)ではなく、無垢のものが好きだ。
初めから風合い、味わいが違うのと同時にいつまでもその美しさをとどめてくれるのみならず、使う程に味わいを増すからである。
では、9金無垢のDunhill 四色ボールペンをご覧ください。

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これらの刻印をご覧になってどう感じられただろうか。
私にはあまりにもチープに思えてならない。
これらの刻印は「顔」である。
造り手にとってのせっかくの製品、作品なのだから思いを込めて欲しい。
モノ造りに係る人にはこの部分も大切にして欲しい、と願っている。

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スターリングシルバーと並べて

【 仕様 】
素材:全て9金無垢
太さ:キャップ…10.0mm  胴軸  …9.4mm
長さ: 133mm 
重さ: 24g

【 価格 】
この製品もデータが無いので価格は判らない。
だが当時のDunhill の金無垢、9金と言えども高い、もの凄く高かったのでは…。
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by fullhalter | 2009-10-09 15:28 | 愛しきものたち(筆記具)

古山ギャラリー Vol.3

今年から店の壁面が“古山ギャラリー”になったことはご存知だと思う。
1月中旬から飾られていた古山画伯の絵が10月1日から違う絵に変わった。

9月28日夕方に画伯がいらした。
今までの絵を全て持ち帰られ、新たに8枚が借壁画としていらしてくれた。
休み明けの朝一番でそれぞれの壁位置に。
今年は万年筆7本、5本が描かれた大物も。
では、早速画像でご覧ください。

まず、店内全景から
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< 150,000円 >
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< 120,000円 >
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< 35,000円 >
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< 18,000円 >
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< 15,000円 >
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フルハルターの壁面で、あなたの家を飾ってくれる方をお待ちしています。
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by fullhalter | 2009-10-09 10:25 | 古山作品  

Dunhill 四色ボールペン

1970年代のDunhillでは先週ご覧いただいた1235の彫り模様が最も好きであることは、既に申し上げた。
今週のスターリングシルバー四色ボールペンは製品ナンバーはあった筈だが、残念ながらデータが無いので判らない。

この四色ボールペンは全面バーレイ模様ではなく、八面に分けてバーレイとプレーンが交互に彫られている。
これも大好きな模様である。
早速だが、画像でご覧いただきたい。

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最後に私が好きな彫り4本を並べて
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【 仕様 】
素材:全てスターリングシルバー(925)
太さ:キャップ…10.0mm  胴軸  …9.4mm
長さ: 132.8mm 
重さ: 23g

【 価格 】
この製品もデータが無いので価格は判らないが、先週同様40,000円前後であろう。
ちなみに、同じ年のモンブラン149は、40,000円
146は、30,000円
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by fullhalter | 2009-10-02 15:19 | 愛しきものたち(筆記具)