フルハルター*心温まるモノ

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『銀製ライター』3 

  今週も「愛しきものたち」である。
何度も申し上げたことだが、私は<人の手による成せる技>が好きである。
山﨑夢舟さんの蒔絵。
ケーズファクトリーさんの革小物。
そして、今回の彫金師さんによる銀製品への手彫り。

  いつだったか。
どこから君はやってきたのか。
よく判らない。

  万年筆、漆、蒔絵、革製品、銀製品、木工品などなど、好きになったのは小学生の頃だったと思う。
「変なガキ」であった。
それが50年経った今も続いている「大ばか者」、「道楽者」のはじまり。

  そんなガキだった私を、父は感じていたのであろう。
私と違って「もの」に全く執着しなかった父ではあったが、何か手に入ると私にくれた。
おそらく君は、父の手から私の手の中にやってきてくれたのだろう。
ずっ~と長いこと箱の中にしまわれていた君の出番である。
先週の金銀加工会社が造るライターに君たちを彫ってもらう為に。

  では、その君(君たち)をご覧いただこう。
それは、「1947・900」と印された厚さ3mm 大きさ40mm 重さ30gのメキシココインである。

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 このコインが通貨なのか、ただの記念コインなのかすら判らない。
(そんなこたぁ~ど~でもいい。ただ俺はこの絵が、模様が大好きだ。)
機会があればこの模様を何かにしたかった。
50年経って、やっとその機会が巡ってきたのが、これからご覧いただく純度950 銀製ライターである。  

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楽しんでいただけただろうか。
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by fullhalter | 2006-11-24 14:27 | 愛しきものたち 

『銀製ライター』2 

  私は、自分自身でつくづく「大バカ者」、「道楽者」だと思う。
既に「愛しきものたち」でご覧いただいた銀製のライターを更に、
「もっと地金を厚く出来ますか?」と聞いてみた。すると、
「ええ、出来ますよ。」

  厚さ1mmのスターリングシルバーのライターを求めていた私は、もっと厚く、もっと重いものが欲しかった。
日頃から『もの』にはそれぞれ合う『重さ』があり、『大きさ』と『重さ』のバランスは道具にとって最も大切な要素のひとつであると、私は思っている。
『バランス』 人が生きてゆく上で最も大切な要素でもある。
1mmのスターリングシルバージッポーでも、
「これ厚い。ジッポーで造っているシルバーだと0.5mmとか0.6mmだよ。」と言われる。

  ただ、私の手には何か物足りない。
目でもない、頭でも、心でもない。
私の手が言っている。
ござ目のスターリングシルバー ジッポー装着のライター
もっと重ければとの思いが募り、聞いてみたのである。

  1.5mmと1.8mmの地金の厚さを注文したのだが、出来上がり予定の日が来ても、何の連絡もない。
1週間、いや2週間くらい経った頃だったと思うが、
「あれ、まだ出来ていません?」
「すいません。工場のほうで地金が厚い為苦労しているようで、まだなんですよ。」
私は心の中で、(そうだろう。1.5mmとか、1.8mmの厚い地金のスターリングシルバーなどと発想する大バカ者などそんじょそこいらにゃいね~よ。う~ん苦労しろよ。いいもの造るにゃ苦労はつきものなんだからよ。)
性格の悪さがもろに出てしまった。

  1.5mmと1.8mmの地金のスターリングシルバーライター出来上がったので、ご覧いただきたい。
なお重さは、
1mm/64g  1.5mm/95g  1.8mm/113g である。

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1.8mm/1.5mm 純度950  1mm 純度925


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ヒリンジ部分
右は1mmで、ヒリンジが面から表に出ているのがお判りと思う。
一方、左は1.8mmなので、ヒリンジが面まできていない。


  私はワイルドスワンズ フルハルターオリジナルカラー「Trank」に入れて使っている。
その画像もご覧ください。

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by fullhalter | 2006-11-17 14:02 | 愛しきものたち 

磁胎根付 『磯の細道』

今週の「夢舟の作品達」の画像も、先週に引き続き夢舟さんご自身からいただいたプロの撮影によるものです。
では、磁胎根付『磯の細道』をご覧ください。

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【 作者の言葉 】
この作品は今年10月11日から16日まで、西武池袋アートフォーラムで開かれた根付彫刻新作展に出展した作品で、今年から私は、陶磁器と蒔絵のコンセプトによる偶然と計算の美を研究し出来上がった物で、磯の細道はご縁があってお嫁入りすることになりました。お嫁入り先が分からないのはさみしいことですが、気に入って下さった方があってうれしく思っております。(平成18年制作)

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by fullhalter | 2006-11-10 13:50 | 夢舟の作品達

鳳凰蒔絵 小槌

今週の画像は、夢舟さんご自身からいただいたプロ(?)の写真です。
今までの素人森山の撮影とは格式が違う『鳳凰蒔絵 小槌』の画像をご覧ください。

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【 作者の言葉 】
鳳凰と宝珠を持っているねずみの縁起の良い作品です。
持つ手の部分は白金(プラチナ)と金平目を一枚ずつ貼り、研ぎ出し、鳳凰は肉合蒔絵をし、鼠は高蒔絵で表現しました。(平成18年制作)

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by fullhalter | 2006-11-03 13:40 | 夢舟の作品達