フルハルター*心温まるモノ

カテゴリ:皮革製品( 74 )

ベイカー社フルグレインブライドル Repose

昨年7月、新しい原皮として、ケーズファクトリーさんが以前使用していた国産コードバンとイギリスベイカー社フルグレインブライドルが加わった。
コードバンは、ブラックとダークバーガンディー、
フルグレインブライドルは、ブラック、ダークステイン(ブラウン)、ロンドンカラー(キャメル)がある。
それ以来、コードバン、ベイカー社フルグレインブライドル、ともに注文をいただいてきた。
今回は、ベイカー社フルグレインブライドル、ロンドンカラーの1本差しオリジナルペンケース「リポーズ」をご覧ください。

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撮影場所が違うのでReposeの色合いは違って見えるが、私が使っている同じロンドンカラーのGrounderと並べた画像。
使用期間は約半年で、休日のみ使用。

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by fullhalter | 2017-03-30 11:19 | 皮革製品

ベイカー フルグレインブライドルレザーについて

先日ワイルドスワンズから、良い革が見つかり製品化する、とのご連絡をいただいた。

ワイルドスワンズに限らず皮革製品を造っておられる方、そして使っておられる方にとってレザーの価格の高騰は悩みの種である。
また工業製品ではない皮革は品質にもバラつきがあるだろうと思う。それがレザーの魅力でもあるが作り手さんにとってはクオリティーコントロールは大変だろうと思う。
特にワイルドスワンズの様に品質に強いこだわりをもって製品を造られているブランドにとっては頭の痛い課題なのではないだろうか。
様々な状況に対応するためには、使用するレザーの種類は多いにこしたことはないのだろうが、ワイルドスワンズの目にかなうレザーはきっとあまりないのではないかと想像する。

製品化を決めたレザーは担当されている方がイギリスに出張され、タンナーを見学して使用することを決定されたと聞いた。
一流シューズブランドで使用されているレザーと聞いたが、それでも鞣しの工程を見学されることにワイルドスワンズのレザーへの強いこだわりを感じた。
その皮革はベイカーの「フルグレインブライドル」で、私にとってはとても魅力的で、「使ってみたい」と強く思わせる原皮である。

はじめにワイルドスワンズからのベイカー社の説明をお読みください。

ベイカー社について
田舎町コリントにあり、伝統的タンナー。
1860年に古くからあったタンナーを買い取り、2000年前と同じ製法、工程で作り続け、英国では唯一オークバーク(樫の木の樹皮)から抽出したタンニンを使用し、一年以上かけて鞣され、繊維密度が非常に高く、ずば抜けた耐久性。
原皮は全て自社とコリントの村の中で飼育された牛で賄い、安定した品質の革を供給し続けている。
通常のブライドルレザーは一番強度のある銀面を削り、ロウ分を染み込ませやすくしているが、ベイカーのそれは銀面をそのまま生かした「フルグレイン」仕様の為、一年以上かけてより耐久性を高めている。


フルハルターオリジナル製品の価格 (本体価格)
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色:ブラウン/キャメル
  ブラック(2016年8月から)

皮革のサンプル
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半分ロウをふき取った
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ベイカーフルグレインブライドルは5アイテム定番として販売しているのでフルハルターでも受注可能。
(価格は本体価格)

1、タング(78×106×19)24,000円
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2.ウイングス(90×115×20)32,000円
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3.ゲラウンダー(95×118×35)47,000円
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4.バーン(140×95×25)60,000円
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5.ウエイブ(95×192×25)75,000円
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by fullhalter | 2016-07-15 15:29 | 皮革製品

フルハルターオリジナルアイテムがコードバンで制作できます

C.O.U.では、現在ホーウィンのコードバンを使用したパターンオーダーを受けているという。
それを知ったお客様からフルハルターオリジナルアイテムをコードバンで作れないかとのお問い合わせをいただいた。
以前、国産のコードバンで製品を造っていただいたこともあるのだが、大分前に止めてしまっていた。
ワイルドスワンズに相談したところ、「検討して回答する」とのことだった。

それから数日後、ワイルドスワンズから嬉しい知らせを頂いた。
フルハルターオリジナルアイテム6種には特別に国産コードバン、しかもレーデルオガワのコードバンを使用して製品を造るという嬉しい回答だった。
以前と比べコードバンの価格が凄く高騰した為、フルコードバンではなく裏面はサドルプルアップを使用することとなった。

フルハルターオリジナル製品の価格 (本体価格)
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*色はブラック、ダークバーガンディ

皮革のサンプルをご覧ください。
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ワイルドスワンズから国産コードバンについてのコメントです。

国産コードバンについて
国産コードバン【レーデルオガワ/日本】
WILDSWANSで使用している国産コードバン革は、染色を生業とするレーデルオガワが染色・再加脂を行ったコードバン革です。レーデルオガワのコードバンは、伝統的なアニリン染め(水染め)による染色方法と、張り感のある自然の風合いを残したマットな仕上げが特徴で、時間と共に奥行きを感じさせる透明感のある光沢を見せるのが大きな魅力です。
コードバン革は農耕馬等の臀部にある「シェル層」と呼ばれる超高密度繊維の部分をタンニンで鞣し、天然油脂と染色を加え、ゆっくりと時間をかけて仕上げた革です。製作過程はまず鞣した後、革の表面と裏面の中間にある「シェル層」が露出するまで両面を削り取ります。更にスエードのように立ち上がった繊維を人の手や機械を使い、圧力をかけ均一に寝かしつけることで、まるで表革のような表情に仕上げていきます。 非常に手間のかかる作業ではありますが、およそ牛革の3倍と言われる繊維密度は製品の堅牢さを担保します。また表革のようなスムースな表情を持ちながらも、ギン面が剥げるといった現象とも無縁です。このような機能面に合わせ、独特の感触と深みを感じさせる光沢がコードバン特有の魅力となっています。

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by fullhalter | 2016-07-08 14:08 | 皮革製品

私のFugee鞄

求めてからもう10年近くになるのかもしれない。
まだ渋谷で店をなさっていたFugeeを友人と訪ねた時、壁にかかっていたグリーンのショルダー鞄が目に入った。
「これだ!」直ぐに一目ぼれ。
(詳しくは、Fugeeのしごと 「私のFugee鞄 番外編 」をご覧ください)

ただ、ショルダーバッグを使えない肩の持ち主の私は、しばらくの間使ってみたが、家から店に着くまでの歩いている間に少なくとも10回は肩から落ちる。

2年前のリアルビスポーク3人展の時にFugeeさんが、
「あの鞄、相当気に入っているけど肩から落ちて使えないみたいだね。直すよ。」
とおっしゃっていただいた。
形、造りも、グリーンの皮革ももの凄く気に入っているし、大きさもぴったりなので、是非是非日頃から使いたかったので、申し訳ないけどお願いした。

ショルダーとしてのデザインで造られたので、形を変えてしまうことはある意味「全否定」と思われても仕方ないことだ、と思いながらもどうしても使いたいという思いが私の中で勝ってしまった。

古山さん、枻(えい)出版のお二人とお会いした時に持っていたのだが、あの鞄のスペシャリスト古山さんに何度も
「いい鞄だな~。」と言わしめた。

では、ショルダーから手持ちに変わったFugeeのグリーンの鞄をご覧ください。
なお、この形の鞄は私が求めたのが第一号で、その後通常の製品としてご要望に応じて造られている。

今回手持ちにいただいたベルト
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元々のショルダー
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by fullhalter | 2016-05-27 14:23 | 皮革製品

KLEIN (クライン)

ずっと前に、ケーズファクトリーの平出さんから、
「ペリカンの300やモンブランのモーツァルトのペンケースが欲しいというお客様の声があるのですが、造りませんか?」とのアドバイスをいただいた。
その時は大好きな木製で造りたいとの思いが強く、お断りした。
その後、折に触れて木製で造れないものか検討を重ねたが、私では無理だった。

そこで、私の方から平出さんに
「以前アドバイスをいただいたペリカン300やモンブランモーツァルトのペンケースですけど、木製が無理の様なので、造っていただくことは出来ますか?」と言った。
「はい、喜んで」と快く引き受けて下さった。

あのちっちゃな筆記用具たちの終の棲家となるペンケース『KLEIN (クライン)』が出来上がった。

ワイルドスワンズ フルハルターオリジナルは、
Repors、Quartet、Book Cover、Flutter、Trinetと5種あり、
6種目目の新たな一員として3本差し、ちっちゃな筆記具用ペンケースとして「KLEIN」が加わった。

では画像でご確認ください。

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次に私が持っている製品を入れた画像

まずペリカンM300、K300 D300から
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モンブランモーツァルトNo.114 No.116 No.117
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カラフルなちっちゃな万年筆たち
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皮革(本体):     ベルギー サドルプルアップ
  (内装一部):   イギリス起毛革 スーパーバッグ
  (クリップ差し込み部): フランスの革 押し革 チェルケス
色  : 黒 / チョコ / ナチュラル / バーガンディー(ワイン) / マリン(ネイビー)
大きさ: 120mm × 55mm × 20mm
価格 : 41,000円(税抜き)
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by fullhalter | 2016-04-15 14:12 | 皮革製品

HP 革小物のページ刷新しました。

フルハルターHPのトップページでお知らせしていましたが、
革小物のページを刷新いたしました。

目次を新しくして、
更新履歴からのリンクを外し、
間違えないように注意しながら
WEB上の約50ページ、画像約200を
削除しました。
最後に、残したページの画像を
間違えて削除してしまっていないか、チェック。
昨日作業を終えました。

WEB上のページ、画像は削除しても
勿論革小物のフォルダは残してあります。
ページを作る私は正直
毎回画像の多さに辟易していたのですが、
削除画像のアドレスをメモしながら
名残惜しい画像に出会いました。

今回削除した画像の中から三つ、
ほんの一部ですが、ご覧ください。

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by fullhalter | 2013-04-03 14:27 | 皮革製品

カメラケースをモチーフにしたショルダーバッグ

鞄の“Fugee”の藤井さん、金原さん、
そしてそこで育った“ORTUS”の小松さんはホンモノの職人。
モノは人が造るのだが、そのモノは人そのものだと私は思っている。
職人もどきは多いが、ホンモノの職人は極めて少ない時代だ、
これも時の流れで誰にも止められない。

今は職人仕事をしている人の中でも職人と呼ばれていることを
好まない人も多いのではないだろうか。
何か「貧しく、ただ同じことを営々と繰り返す」イメージなのかもしれない。
「俺の造っているものは他の奴とは違う。大変な思いをして造るアートの世界だ。」
間違っているかもしれないが、職人と呼ばれるのを嫌う理由なのではないだろうか。

「大変な思いで造っているんですよ。」などという奴はすぐ止めてしまえ、と思っている。
なぜなら、お前が好きでやってることがそんなに大変なら
もっと楽なことに職変えすればいいだけのことだから。

藤井さんは親方に、「絶対手を抜くな」と言われたというが、
藤井さん、金原さん、小松さんの辞書には「手を抜く」などという言葉は存在しない。

どう造ればこの鞄がホンモノになるのか、自分が納得出来るのか、それしかない筈である。
それが自分自身、そのものだから。

人の評価が先ずありきではなく、己が納得することだけであり、
世の中の評価は後からついてくるものであるのが、「職人」だと私は思っている。
職人は金持ちにはならない。
清く、貧しく、美しく。


さて、カメラケースをモチーフにしたショルダーバッグだが、
私との出会いは、HPのFugeeのしごと「私のFugee鞄 番外編」にあります。

もの凄く気に入っているのだが、矢印の肩の為に自宅から店までに10回近くは肩から落ちる。
これだけ好きな鞄なので今は手持ちに変えるべく思案中である。
 
何か私自身の手で持ち手を造りたいのだが、
それはそれで藤井さんに大変失礼なことなので藤井さんのお許しを得てからと思っている。

このショルダーバッグのベージュ、赤茶が今回藤井さんのブログで紹介されている。
カメラケースをモチーフにしたショルダーバッグ3

この鞄にはこんな話もあった。
一年程前セーラーの長原さんがリタイヤされるということで食事会が開かれた。
その時にこの一号鞄を持って行ったのだが、
そこには万年筆好きで知らない人はいない中谷でべそさんもおられた。
私の鞄を見るなり、
「この鞄、僕が欲しかったんですよ。藤井さんに聞いたら森山さんが買って行ったよ、と言われ
ショックだった、悔しくて同じ革でペンケースを造った。」と。

では、その一号ご覧ください。

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HPで確認された方はご存知だと思うが、この皮革はブラッシングが効いた。
ブラッシングで濃く艶が出たのが画像で判ると思います。

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by fullhalter | 2013-02-22 13:48 | 皮革製品

職人・小松直幸のバッグ工房「ORTUS(オルタス)」

あの鞄の“Fugee”で8年(?)一緒に鞄造りをしていた小松さんのことを改めて申し上げることはないと思う。
私は「ホンモノの職人」と惚れこんで、『フルハルター20周年記念鞄』を造っていただいている。
その小松さんは幼馴染の靴職人、高野さんと銀座に鞄と靴のショップ“CLEMATIS”を4年前に開業した。
今回の鞄のショップ「ORTUS(オルタス)」オープンに至る詳細を10月にいただいた案内状から紹介します。

クレマチス銀座として開店してから4年が経ち、現店舗では作業スペース・店舗スペースが手狭になってきておりました。
かねてより解決策を探ってまいりましたが、この度、より一層皆様が鞄、靴選びにゆったりとして時間をお過ごし頂けるよう、現店舗のすぐ近くに新たな店舗をオープンさせることになりました。
これもひとえに皆様のご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。
これを機に、新店舗を「ORTUS」(オルタス)と命名し、鞄、革小物専門店に。
現店舗はCLEMATIS(クレマチス)の店舗名のまま靴専門店として営業してまいります。

12月9日にORTUSの新規オープン、それに伴いCLEMATISもリニューアルオープンとなりますので、ぜひ皆様お気軽に両店舗に足を運んで頂けましたら幸いです。

“Fugee”の藤井さん、金原さん、そして今回“ORTUS”をオープンさせた小松さんは、
人間的にもご自身の仕事に対しても「真の職人」と尊敬している。
職人仕事はしているものの精神は「職人もどき」が多い中、
真の職人とお付き合いさせていただくことはこの上ない歓びである。

では12月9日に伺って撮影した店内をご覧ください。
まずは里帰りした『フルハルター20周年記念鞄』から。
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次に“ORTUS”店内
ドアを開けて左側
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ドアを開けて右側
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正面
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是非一度足を運んでください。

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by fullhalter | 2012-12-14 11:33 | 皮革製品

Memo pad “Vista”

ワイルドスワンズ製品を取り扱い始めた頃には
フルハルターでも多くの方からご支持をいただいたMemo pad Vista。

RHODIAのメモ用紙が付けられて販売されていたVista。
お気に入りの万年筆やボールペンを差してメモしている姿は、なかなかよい風景だ。

何度か申し上げたが、手帳を使うような高尚な仕事をしてこなかった私には
羨ましい風景にも映る。
残念だが、このモデルも廃番である。

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by fullhalter | 2012-11-30 14:13 | 皮革製品

Clipper

ワイルドスワンズ製品 廃番製品について繰り返しご覧いただいてきた。

今回のClipperは私にとって思い出に残るモデルである。
2004年4月7日、我孫子市にある自宅を社長の鴻野さんとデザイナーの平出さんが訪ねてくださった。
その時一緒に来られた方から訊いていたのだと思うのだが、
「森山さんはグリーンがお好きなんですよね。」と鴻野さんからいただいたのが
今回ご覧いただくKey case「Clipper」のグリーンである。

以来8年半、毎日使用してきたのがこれからご覧いただくそのClipperです。
8年半使った熟成と驚愕の丈夫さが伝われば嬉しいです。
ケーズファクトリーさんで使っている皮革とその造りには感服している。
お求めいただいた方々には、
「買ってよかった。」と思っていただけるものと私は絶対の自信を持っている。
では私が8年半使ったClipperのグリーンの熟成と堅牢さをご覧ください。

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在庫が残っていた時に撮影した、
ミネルバモストとグリージオに挟まれたClipperグリーンです。

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by fullhalter | 2012-11-16 11:47 | 皮革製品