フルハルター*心温まるモノ

カテゴリ:フルハルター20周年記念( 8 )

フルハルター二十周年記念長財布と3本差しペンケース

今回の「フルハルター20周年記念革小物」をお願いするにあたり、いつものことだが、おおまかなお願いはしたものの、ケーズファクトリーさんに丸投げであった。

理由は、アマチュアの私が口を出すべきではなく、本物の造り手に委ねるべき、と考えているから。
その為には、本物の人、本物の造り手を選ぶことだけは妥協してはいけない、と思っている。

何故なら、お客様は造られたものは、私そのものと思われるに違いないからだ。
長財布は10年程前から私がとても気に入っている方式で、粋でもあると思っているし、ペンケースも長年の願望であった「ブック型」である。

では、画像をご覧ください。
今回は、長財布『Flutter』と3本差しペンケース『Trine』を並べて。

e0200879_1336419.jpg


e0200879_13361240.jpg


e0200879_13362277.jpg


これは意識的に造られたと思うのだが、ペンケースのベルトの縫いつけ部がまるでペン先である。
e0200879_13365045.jpg


ここから先が悪知恵。
万年筆を買うことを世の女房族は認めてくれない場合が殆ど。
そこで、である。
それをケーズファクトリーさんが意識していたか、は定かではないのだが、両脇には部屋があり、一般的にはメモ用紙入れと思う筈だ。
ケーズファクトリーさんもそう考えたのではないか、と思うのだが、私は直ぐに「へそくり部屋だ、ここは。」と思った。
特に万年筆を入れている下の部屋は、「まさか、こんな所に札束が入っているとは。」と思えるのだが…。
e0200879_1337152.jpg


e0200879_13373136.jpg


買われた方はどう使うのであろうか…。
そう考えると、今から楽しみである。



※ 9月14日までのご注文分は、10月30日にお渡しが可能です。

製品名: 長財布 Flutter(フラッター)
価格: 41,000円(本体価格)
原皮: イタリア ミネルバ
色: ご相談ください。
受付期間:(20周年記念としては)2013年10月30日まで

製品名: 3本挿しペンケース Trine(トライン)
価格: 60,000円(本体価格)
原皮: サドルプルアップ(ベルギー)
色: ブラック・チョコ・ナチュラル・バーガンディー・マリン
受付期間:(20周年記念としては)2013年10月30日まで

※ 長財布『Flutter』も3本差しペンケース『Trine』も20周年記念後はフルハルターオリジナルとして通常販売いたします。

※ 受付時期によりロゴが変わります。
2013年10月30日まで…… 20周年記念として手描きのロゴ
e0200879_13383318.jpg


2013年10月31日以降…… フルハルターオリジナル3本差しペンケースとして通常に販売。
               (ロゴは現在と同じになります)
e0200879_133909.jpg

[PR]
by fullhalter | 2013-09-06 13:34 | フルハルター20周年記念

フルハルター二十周年記念3本差しペンケース

先週のちょっと風変わりな長財布『Flutter』と、今週の3本差しペンケース『Trine』(トライン)がケーズファクトリーさんが造ってくれた「フルハルター20周年革小物」である。
現在オリジナルペンケースとしては、1本差し「リポーズ」と4本差し「カルテット」がある。
8年前に造られたカルテットの時に今回のトラインのようなブック型のペンケースを造っていただきたい、とお願いしたのだが、その願いを叶えてくれたのが、20周年記念『Trine』になった。
製品名『Trine』(トライン)の意味するところは、三つ組、三重の、三位一体です。


我が家では絶賛だった。
持ってみるとまるで小さな鞄を感じさせる。
長財布同様、ペンケースとしては少し風変わりなのかもしれないが、お気に召して下さるだろうか。
実際にご自身の手で確認していただけたら、嬉しい。
では、画像でご確認ください。

表面
e0200879_13162690.jpg


裏面
e0200879_13165620.jpg


側面
e0200879_13172667.jpg


上から
e0200879_13175169.jpg


背面
e0200879_13182115.jpg


e0200879_13184888.jpg


e0200879_13185761.jpg


中蓋にはマグネットが付けられている。
e0200879_13192357.jpg


中敷きは着脱式で、イギリスの起毛皮革スーパーバッグが使われている。
e0200879_13195482.jpg


中敷き下部は引き抜く時にロックがかかる。
e0200879_13201832.jpg


ここからは私の遊び心で)
モンブランNo.149/ペリカンM1000/モンブランNO.146
e0200879_13204225.jpg


モンブラン1468/1497/644
e0200879_1321686.jpg


モンブランテレスコープ149/142/144
e0200879_13213265.jpg


モンブラン1920年代/1930年代/1940年代
e0200879_13215695.jpg


ペリカン特別生産品M101Nトートイズ/M101Nリザード/M800茶
e0200879_13222161.jpg


ペリカン500三種
e0200879_1323166.jpg


製品名: 3本挿しペンケース Trine(トライン)
価格: 60,000円(本体価格)
原皮: サドルプルアップ(ベルギー)
色: ブラック・チョコ・ナチュラル・バーガンディー・マリン
受付期間:(20周年記念としては)2013年10月30日まで

※ 先週の長財布『Flutter』も今週の3本差しペンケース『Trine』も20周年記念後はフルハルターオリジナルとして通常販売いたします。

※ 受付時期によりロゴが変わります。
2013年10月30日まで…… 20周年記念として手描きのロゴ
e0200879_13241426.jpg


2013年10月31日以降…… フルハルターオリジナル3本差しペンケースとして通常に販売。
               (ロゴは現在と同じになります)
e0200879_13244988.jpg

[PR]
by fullhalter | 2013-08-30 13:08 | フルハルター20周年記念

フルハルター二十周年記念長財布  

約12年前に長男の成人祝いにと思い、銀座北欧の匠の成川さんから財布を求めた。
その時の皮革がもの凄く気に入っていて、後日、
「あの皮革で他のものありませんか?」と尋ねたところ、
「これはどう?」と見せてくれたのが長財布で、片側はメモ用紙で反対側はカード入れ。
一番面白く、気に入ったのがお札の出し入れ方法で、通常開けて両側の部屋と出し入れするのだが、この長財布は開けずに上からなのである。
その時の長財布を撮影したのでご覧いただきたい。

e0200879_12513873.jpg


e0200879_12514840.jpg


e0200879_125157100.jpg


普通のものが好きでない私にとって、この方式の長財布は凄く面白いし、とても気に入っていた。
店で20年、お支払いをいただいているのだが、この方式の財布をお使いのお客様は一人だけいらした。
そのお客様はとても紳士な方で、選べる万年筆たちにもそのセンスの良さが表れていた。
内心、「やっぱりな~。これだよ。俺が気に入ったのに間違いはなかった。」と思わせていただいたお客様だった。
20周年記念革小物の件でケーズファクトリーの平出さんに、
「こんな方式の長財布見たことあります?私はとても気に入っているのですが、造ってもらえますか?」
と依頼して出来上がったのが、これからご覧いただく『フルハルター20周年記念長財布』です。
製品名は、『Flutter』(フラッター)で、その意味はするところは、羽ばたき、はためき、ときめきです。

ロゴは私が最も好きなテッセンなのだが、自宅で沢山咲いた花の中から形のよいものを厳選して撮影し、私自身が手描きしたものである。
『20周年記念鞄』も同じなのだが、沢山描いた中から小松さんと平出さんに渡したので多少違っている。
では、画像をご覧ください。

e0200879_12525433.jpg


e0200879_1253515.jpg


e0200879_1253169.jpg


e0200879_12532665.jpg


e0200879_12533549.jpg


e0200879_1253467.jpg


e0200879_12535549.jpg


e0200879_1254644.jpg


e0200879_12541572.jpg


ロゴを並べて
左: 鞄(12mm) 右: 長財布、来週のペンケースも(9mm)
e0200879_12545577.jpg


製品名: 長財布 Flutter(フラッター)
価格: 41,000円(本体価格)
原皮: イタリア ミネルバ
色: ご相談ください。
受付期間:(20周年記念としては)2013年10月30日まで

※ 受付時期によりロゴが変わります。
2013年10月30日まで…… 20周年記念として手描きのロゴ
e0200879_12552441.jpg


2013年10月31日以降…… フルハルターオリジナル長財布として通常に販売。
               (ロゴは現在と同じになります)
e0200879_1256628.jpg

[PR]
by fullhalter | 2013-08-23 12:50 | フルハルター20周年記念

フルハルター二十周年記念小松製作鞄

8月12日、『趣味の文具箱vol.27』の取材で古山浩一さんと井浦さんが来店された。
それ以前に清水編集長、井浦副編集長がいらした時に、
「次号(27号)の古山さんのページ、森山さんの取材にしたいのでお願いに来ました。」
ということで取材を承諾していた。

取材当日、話がいろいろ進む中で、
「古山さん、小松さんに造ってもらった20周年の鞄、見せたことあった?」
「HPでは見たけど…。」

鞄を見た時の古山さんの反応が凄かった。
「何これ!すげぇ~鞄だね。小松ちゃん森山さんとこの20周年ということで凄く力が入ったんだろうね。こんな造り方できねぇ~よ。
親方の藤井さんじゃなく、自分を選んでくれたことへのプレシャーやら何やらあって造ったんだろうけど、泣きながらじゃねぇ~の。」

一方、私の方は藤井さんの鞄は既に二つ持っているし、小松さんが造った鞄を、という思いと
20周年と言っても藤井さんにお願いするのは少々ハードルが高く思われて、
結果として小松さんにお願いしたら快く引き受けて下さった、というのが事の真意であった。

以前、初めて店を訪ねてくださった方が鞄を造っておられ、藤井さん、小松さんとも面識がある、というので、
20周年を見ていただいたことがある。その方は見るなり、
「こんな鞄、見たことがない。」と言っていたが、今回の古山さんの反応を見て、
プロから見れば直ぐに、凄い造り方をしていることが判るのだ、と改めて小松さんに感謝している。
何事についても私はそうなのだが、
自分自身が気に入れば、世の中の評価などどうでもいい。その道へ進むのであれば素材選びから造り方、
料理方法を研究する必要はあるだろうが、所詮一消費者でしかない。私にとって唯一肝心なことは造り手選びだけ。

「HPの画像だとこの造りが表現されていないよ。もっとこの凄い造りの部分見せなきゃ。」
と、古山さん。
「何カットぐらい見せればそれが判るの?」
「20カットくらいじゃねぇ~の。」

因みに、8月13日、古山さんブログは、「趣味の文具箱取材・フルハルターの20周年」でした。

素人の私は、昨年の9月14日、23日、28日の画像で今でも十分だと思っている。
フルハルター二十周年記念小松製作鞄
フルハルター二十周年記念小松製作鞄 その2
フルハルター二十周年記念小松製作鞄 その3

今回の画像が、プロの古山さん、藤井さん、小松さんが、
「ここを見せなくては判らないだろう。」という画像になっているか不安だが、ご覧ください。


e0200879_1165198.jpg


e0200879_117669.jpg


e0200879_117364.jpg


e0200879_1174829.jpg


e0200879_1181455.jpg


e0200879_1182819.jpg


e0200879_1185315.jpg


e0200879_119939.jpg


e0200879_1193598.jpg


e0200879_1195212.jpg


e0200879_11102012.jpg


e0200879_11103820.jpg


e0200879_11111957.jpg


e0200879_11114229.jpg


e0200879_11115714.jpg


内部は緑のとてもやわらかい皮革
e0200879_11155318.jpg


このキーカバーはテッセンの葉を連想させ、とても気に入っている。
e0200879_111654100.jpg


このマークは私が最も好きな釣鐘形のテッセンから私自身でデザインしたもの
e0200879_11182026.jpg


古山さん曰く、「小松ちゃん引っ張り出して、どんな思いと、どれだけ大変だったかを根掘り葉掘り聞き出したいね。
これだけの造りだったら価格は倍でもおかしくないよ。」
小松さんが造った鞄の凄さに感動している。
機会があれば。小松さんに思いを聞いてみたいと思う。
[PR]
by fullhalter | 2013-08-16 11:02 | フルハルター20周年記念

フルハルター二十周年記念小松製作鞄その3

「フルハルター二十周年記念小松製作鞄」を2回ご覧いただきました。
私にはとても気に入った作品になった。
小松さんに感謝している。
今回は実際に人が持った時にどんな感じになるか、自分自身で確認したかったし、皆さまにもご覧いただきたいと思い、撮影した。
家族に持たして撮ろうと思ったのだが、結局私が持つことになってしまった。

e0200879_1326864.jpg


e0200879_13261825.jpg


e0200879_13262764.jpg


e0200879_13263669.jpg


e0200879_13265954.jpg


e0200879_1327972.jpg


e0200879_13272073.jpg


e0200879_13273531.jpg

[PR]
by fullhalter | 2012-09-28 13:22 | フルハルター20周年記念

フルハルター二十周年記念小松製作鞄 その2

5月4日にも述べているが、私には10周年、15周年、20周年の記念モデルをどうしても造りたいという思いはない。
「これなら」と思えるものがその時に出来れば造ればいいという考え方をしている。
「10周年記念万年筆」はある方の大いなる尽力によって生まれた産物で、奇跡に近いと思っている。
20周年も万年筆であればと思ったが、今の業界では絶対に無理だと思った。

8年半前から皮革製品の取扱いを始めた。
皮革製品も万年筆同様使えば使う程味わいを深め、愛着が湧いてきていつしかそれは自分だけのモノになる。
幸い我が業界と違い、皮革製品は少人数でよい原皮を選び、丁寧に縫い上げているケーズファクトリーさんや個人で造られているFugeeさんや小松さんがおられる。
そこで、20周年記念モデルは皮革製品でケーズファクトリーさんや小松さんに無理矢理ではなく、引き受けて下さればお願いしようかと考えるようになった。
これが決めるまでの経緯である。

小松さんにはベースは柔らかめの革で、他にはあまりない形でカジュアルぽくとお願いした。
硬い皮革よりも柔らかめの皮革の方が色が濃く、艶が出て味わいを深めてくれるだろうとの思いからだった。
原皮の種類、姿、形、色は人の好みだが、私はとても気に入り、20周年に相応しいと思っている。
では、画像を

太陽光の下で撮った画像から

e0200879_11305887.jpg


e0200879_1131988.jpg


e0200879_11311749.jpg


実はここからは我が家の廊下で撮影した画像である。
約45年前に建てた故だろうと思うがナラ材無垢の厚い板を使っている。
45年間、人が歩いて熟成した木の艶とあたたかさ…。
時の経過なくしては生まれない木の味わいが鞄を引き立ててくれているように思える。

e0200879_11322731.jpg


e0200879_11323944.jpg


e0200879_11325119.jpg


e0200879_11331254.jpg


e0200879_11332329.jpg


e0200879_11334665.jpg


e0200879_11335697.jpg


この鍵のケースがまた可愛い。
小松さんが私の思いを以心伝心でデザインしてくれたのだろう。
花のようであり、葉を3枚合わせたようでもある。
e0200879_11342298.jpg


e0200879_1134328.jpg


丁度その頃、自宅の庭で咲いていたロゼアやベティー・コーニング。
釣鐘型で実に可愛らしく雰囲気のあるこれらの花を20周年のマークにしたいと考え、実現した。

e0200879_11352343.jpg


ご予約は原則として2012年10月30日までとさせていただきます。
[PR]
by fullhalter | 2012-09-23 11:29 | フルハルター20周年記念

フルハルター二十周年記念小松製作鞄

フルハルターの20周年記念として革小物及び鞄を考え、ケーズファクトリーさん、Fugeeさんと一緒に鞄を造っておられた小松さんにお願いしたことは、既に述べている。
  フルハルター20周年記念 クレマチス製鞄 (仮縫い)
その時はまだケーズファクトリーさんからのご提案がなかったのだが、それ以後平出さんが店に来られ、いくつかの提案をされ、現在試作されていることと思う。

さて、小松さんに造っていただくことになった鞄だが、途中
「8月中に1号を造ると約束したんですが、無理そうなんです」と連絡が入った。私は、 
「急ぐことではないのでいつでもかまいません」と言った。

だが、さすが小松さん、8月31日に
「出来上がりました!」という電話をいただいたのだ。
直ぐにと思ったのだが、残念なことに9月1日、2日の両日突然雨の予報。
絶対に雨で濡らしたくないので諦めた。
次の土、日の8日、9日も同じような予報になり、7日お店に伺った。
(どんな出来だろうか)
(裏の緑はどんな色合いなのだろうか)
(私が20周年の為に描いたマークどんな出来だろうか)
途中あれやこれや思いを巡らしながら小松さんの店へ向かった。
小松さんに対する絶対の信頼と、だがその中にもほんの少しの不安が入り混じった何とも落ち着かない心、それらを抱えて店に着いた。
だがそんな不安はテーブルに置かれた鞄を見た途端、一瞬のうちに吹き飛んでしまった。

ここで小松さんからいただいたコメントを紹介させていただきます。

「今回20周年記念バッグを製作させて頂きまして大変光栄に思っております。 鞄職人の小松直幸です。   
森山さん、フルハルター開店20周年おめでとうございます! (まだ少し早いですね。)   
これも森山さんのお人柄・技術力があってからこそだと思います。   
私も今後どのような事があっても私の親方の「手を抜くな!抜けば楽を覚えて上がっていけなくなる。」の言葉を念頭に、向上心をもって仕事を継続して20周年を迎えられる事を目標にして頑張っていきたいと思います。   
今回の鞄製作について一筆とらせて頂きます。      
まずデザインですが、森山さんのご要望として口枠である事・サイズ・好みの革のお話以外大部分がお任せでしたので 森山さんをイメージしながら奇抜ではないけれども、ちょっと他では無くて作ってみたいデザインにさせて頂きました。   
口枠の仕立てと箱物の仕立てをバランスを考えて合わせたデザインになります。   
2種類の革の色・質感のバランスも良かったと思っております。   
特に裏革のグリーンを森山さんが非常に気に入って頂けたのが印象的で嬉しかったです。   
(打ち合わせの時に裏革の事を忘れていて電話でのやり取りで決めさせて頂きました。すみませんでした...。)   
色々と書いてしまいましたがフルハルターさんに行って実物を見て頂きたいと思います。   
もし何か心に残るようなものを感じ取って頂けましたら私にとっては一番幸せな事だと思っております。   
楽しい製作をさせて頂きましてありがとうございました!   小松 直幸」

小松さんが言われる通り、私からの要望は口枠で大体こんな大きさでということ、あとはカジュアル的なものということだけだった。
元来変わり者の私は人と似通ったものがダメで、
「世の中にあまりない形でオリジナリティーが豊かなモノ」を頭に描き、願っていたが、希望通りに出来上がった。小松さんから、
「裏はワイン系がいいですか?グリーン系がいいですか?」と訊かれた時は、
「表がワインで裏がグリーン、私の理想じゃないですか。」と答えたものの、色と言うのは無限にあると言っても過言ではない。
だからどんな色調のグリーンなのか、内心ハラハラしていたのだが、凄く気に入ったグリーンを使ってくださった。それは本当に有難かった。

では、そんないきさつがあった「フルハルター二十周年記念小松製作鞄」、ご覧ください。

e0200879_11191045.jpg


e0200879_11192585.jpg


e0200879_11193578.jpg


e0200879_11194545.jpg


e0200879_1120022.jpg


◆ 仕様
表皮革: イタリア製 「アリゾナ」 バーガンディ 成牛 ショルダー シュリンク(オイル多い)
取っ手、底、その他: イギリス 「ブライドル」 赤茶(小松さんが蝋分を拭きとられたかと思ったが、イギリスのブライドルの多くは蝋分を拭きとられて入荷するとのこと)
裏皮革: 最終仕上げ日本 キッド(子ヤギ)
金具: イギリス製

※ 次回は「フルハルター二十周年記念小松製作鞄」その2になります。
[PR]
by fullhalter | 2012-09-14 11:14 | フルハルター20周年記念

フルハルター20周年記念 クレマチス製鞄 (仮縫い)

2003年フルハルター10周年記念として
とても大きな漆の万年筆を黒、朱併せて50本造ることが出来た。
この万年筆が発売出来たのは、ある方のお陰である。
今でも感謝している。

発売当初から、
「10周年は買えなかったけど、15周年は…。」と言われる方々がおられた。
今でも
「20周年にも万年筆出すんですよね。」と聞かれることも多い。
私は、自分自身で
「この万年筆は自信を持って勧められる」というものでなければ造らない。
万年筆業界の中では、今その願いが叶うものが造れる状況にないと思っている。

8年前にケーズファクトリーさんとの出会いがあり、
それ以降は革小物も販売してきた。

また、鞄の“Fugee”とは
古山さんを通してそれ以前からお付き合いさせていただいてきた。

革製品を造っておられる方々の中には、個人で造られている方も多くいらして
想いを全ての作品に込められている。
その筆頭におられるのが“Fugee”の藤井さんだと私は思っている。

20周年はその縁もあって、革小物や鞄を考えた。
無理して造ろうとは思わないが、造り手が
「じゃ~、俺が造るよ。」と言うのであればと、
ケーズファクトリーさんとFugeeさんで育った小松さんにお願いした。
「どうしても造りたいと思っている訳ではないですよ。」と自分の気持ちは伝えてある。
(まだケーズファクトリーさんからはご提案いただいていない。)

クレマチスの小松さんから先日、サンプル(仮縫い)が出来上がった旨の連絡があり、
4月30日クレマチスを訪ねた。
鞄の仮縫いとは如何なるものかが全く判らなかった私は
ジャケットやスーツと同じイメージを持っていたが、違っていた。
皮革も金具も全く違うものが使われ、
その姿、形だけを確認することが鞄で言う「仮縫い」なのだと知った。
よく考えてみれば当たり前なのだが、体験しないと判らないことは
世の中に多くあるのも常か。

今回鞄を20周年の記念として考えたのは、
「皮革製品も販売から10年になる」と思ったから。
ケーズファクトリーさんの革小物と
(まだ渋谷にオフィスがあった頃にフルハルター20周年をと話したので、5~6年前になるかも)
“Fugee”さんの鞄をと考えたのだが、
藤井さんは余りにも私にとって大きな存在であり、お願いすることなど出来る筈もなく
Fugeeイズムをそのまま体に染み込ませている小松さんに相談してと思い、夢が叶った。

藤井さんと仕事をしていれば誰でもFugeeイズムが体に染み込むかと言えば、それは違う。
元々同じ価値感、仕事感を持っていたからこそ、ご自身の体に染み込んだことは断言出来る。

そんな小松さんに「フルハルター20周年鞄」の仮縫いを造っていただけることに
大いなる悦びを感じている。
それでは、「フルハルター20周年鞄」の仮縫いをご覧ください。

e0200879_13252153.jpg


e0200879_13254090.jpg


e0200879_13255290.jpg


e0200879_13264193.jpg


使用する皮革は、イタリア製 アリゾナとブライドルレザー。
アリゾナは成牛のショルダーを使い、柔らかめで、色合いが濃くなる。
またアリゾナは靴にも使われ
味わいを深めてくれることを判っていた。
小松さんが好きな皮革である。
ブライドルレザーはイギリス製で、底部や取っ手等に使う予定。
では、アリゾナの5色をご覧ください。

バーガンディー
e0200879_13272683.jpg


ネイビー (注 実際にはもう少し黒っぽい)
e0200879_13275491.jpg


キャメル
e0200879_13281338.jpg


ダークブラウン
e0200879_13284278.jpg


ブラック (注 ネイビーっぽく見えるが実際は黒)
e0200879_13291884.jpg


私が描いた画像
e0200879_13505087.gif


余白にサイズ、皮革の種類を記したので参考に。

『フルハルター20周年記念 クレマチス製鞄』
原皮 
本体: イタリア製 アリゾナ5色 バーガンディー/ネイビー/キャメル/ダークブラウン
/ブラック
底部、取っ手等: イギリス製 ブライドルレザー(本体部の色と合う色採用)
糸: 注文者の好みに合わせて

サイズ
底: 360×155×55
本体部: 400×140×195

いずれの部分も色(糸も含む)やサイズについてのご要望をお聞きする予定です。

発売予定: 2013年10月30日
販売価格: 40万円(税込み42万円)

本日よりご予約を承りますので、お申しつけください。
時間をかけ、ご予約の方の強い思いを
小松さん、私の三者で造り上げたいと願っています。

8月には製品化されたサンプルが出来上がる予定ですので
またご覧いただくつもりです。

今、クレマチスさんとフルハルターのロゴを書いていますので、
8月に出来あがったサンプルではそのロゴもご覧いただけます。
[PR]
by fullhalter | 2012-05-04 18:05 | フルハルター20周年記念